おとぎの国の廃品回収業者が見た“めでたし”のその後「アフターメルヘン」上巻

「アフターメルヘン」上巻(帯付き)

田島生野「アフターメルヘン」上巻が、本日12月13日にイースト・プレスから発売された。

「アフターメルヘン」は、有名なおとぎ話の結末のその後を、不用品を引き取るおとぎの国の廃品回収業者の視点から描くダークメルヘンファンタジー。ベテラン職員の兄・ヤコブ、そんな兄を尊敬している新人職員の弟・ヴィルヘルムを主役に、2人が廃品に悩むさまざまな依頼主のもとを訪れる物語となっている。自分が「世界で一番美しい」ことにこだわる白雪姫、ガラスの靴が履ける者に強くこだわったシンデレラの王子などが登場し、そんな依頼人のもとを巡りながら兄・ヤコブは「美しいものだけじゃ物語は始まらない」「だからこそ残酷なものは可哀想だけど心惹かれる」と語る。上巻には単行本描き下ろしのショートストーリー、イラストも14ページ分収められた。

アニメイト、メロンブックス・フロマージュブックス、有隣堂ではイラストカード、三省堂書店池袋本店と丸善ジュンク堂書店ではモノクロペーパーが購入特典として付属。また電子書籍版には「描き下ろし1点+公開済みラフ」が限定収録されている。