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塚原重義によるアニメ「クラユカバ」と「クラメルカガリ」が来年4月に同時公開

塚原重義が監督を務めるアニメ「クラユカバ」と「クラメルカガリ」が、4月12日に2作品同時に劇場公開される。

「クラユカバ」は、帝都の地下に広がる“クラガリ”を舞台に、主人公の探偵・荘太郎が集団失踪事件の謎に迫るオリジナルアニメ。「第27回ファンタジア国際映画祭」では、長編アニメ―ション部門の観客賞・金賞を受賞している。「クラメルカガリ」は、成田良悟が「クラユカバ」のスピンオフ小説として執筆したシナリオを原案として制作され、炭鉱の町・箱庭(はこにわ)が舞台。日々迷宮の如く変化する町を地図に記す地図屋を営む少女カガリを中心にとした物語が展開される。2作品のティザービジュアルと特報も公開された。

劇場公開に向けて、スタッフ・キャストからコメントが到着。塚原と成田のほか、「クラユカバ」キャストより荘太郎役の神田伯山、タンネ役の黒沢ともよ、サキ役の芹澤優、「クラメルカガリ」よりカガリ役の佐倉綾音がコメントを寄せている。また、本日12月8日から2作品の第1弾特典付きムビチケカードが販売開始。特典にはB2サイズハーフポスターが用意されている。

神田伯山(荘太郎役)コメント

講談師の神田伯山です。序章に引き続き、荘太郎役をつとめさせていただくことになり、大変光栄に思っております。映像の美しさとキャラクター、さらには脚本の面白さ。
塚原監督初めての長編映画で『2023年ファンタジア国際映画祭』観客賞・金賞を受賞されて順風満帆です。しかし肝心の皆様のお目にかかるのはこれからです。私自身も映画館で観るのがとても楽しみです。是非、色々な思いをのせた映画が皆様に届きますように。

黒沢ともよ(タンネ役)コメント

序章の公開からもう2年と聞いて、驚きました。
早くこの先が観たいと、ずっとずっと願っていたので、ついに公開が決まって本当に嬉しいです。
大尊敬なスタッフ・キャストの皆様とものづくりを共にできたことを光栄に思います。
監督の脳を覗き見るような特別な時間を、どうぞ、楽しみに!

芹澤優(サキ役)コメント

映画『クラユカバ』にて、序章から引き続きサキを演じさせていただきます芹澤優です。ついに、長編が完成いたしました!! 序章がかなり謎の残る終わり方で、サキもどうなっちゃうの??というラストだったので私個人としても長編の収録をとても楽しみにしていました!アフレコのタイミングでは絵がほとんど完成していて、サキのまさかの姿での登場にびっくりしました。とっても可愛かったです!ふとした表情から読み取れるサキの気持ちがとても愛おしくて、より大好きになりました。不思議で抜け出せない魅力がたっぷりの映画『クラユカバ』ぜひお楽しみください。

佐倉綾音(カガリ役)コメント

オーディションの時に頂いた資料を見て「私の大好きな世界だ…」と感じたので、その世界にカガリとして入ってゆけることをとても楽しみにしています(戻ってこられなくなりそうで、すこし怖くもあります)。
セピアで不思議な塚原作品を、ぜひいっしょに体感してください。

塚原重義(「クラユカバ」原作・脚本・監督、「クラメルカガリ」監督)コメント

「クラユカバ」について

もとは自主制作として始まりクラウドファンディングで育ったこの作品が、海外映画祭を経て国内劇場公開されるに至りました。長く厳しい道のりでしたが、感慨深い限りです。苦しい時期にご助力頂いた諸氏に御礼申し上げます。

「クラメルカガリ」について

直近作『クラユカバ』にて集まった最高の制作チームで、引き続き一から新作に挑む…という大変有り難い機会を頂きました。また、当方の過去作から様々な小ネタを拾って下すったシナリオ原案の成田先生との仕事は大変刺激的でありました。重ねて有り難い限りです。

成田良悟(「クラメルカガリ」シナリオ原案)コメント

「クラユカバ」について

塚原監督がこれまでの作品の中で積み上げてきた世界観の中でも、生々しさと幻想的な非現実感が絶妙な形で混在する一作です。まさに先に何があるか分からない、未知なる『クラガリ』を前にした人々が味わう恐怖と不安、そして高揚感の揺らめきを味わえる至上の映像体験です!

「クラメルカガリ」について

『クラユカバ』のクラウドファンディングに支援させて頂き、その御縁でスピンオフ小説を書かせて頂く事になったのですが……その小説があれよあれよと映像化となり、私自身がクダギツネにつままれたような感覚です! クラガリの手前で踏み止まり日常を過ごす人々を描いた拙作が原案となり、塚原監督の細やかな監修とアレンジにより新しい映像活劇になった本作ですが、監督の過去作FLASHムービーで熱狂したファンの方々に楽しんで頂けたなら幸いです……!!

(c)塚原重義/クラガリ映畫協會 (c)Shigeyoshi Tsukahara/KURAGARI Production Committee