劇場版「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の公開直前イベントが、本日12月1日に東京・TOHOシネマズ池袋で行われた。
12月8日に公開される劇場版「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」は、カタリナと動物と心を通わせる能力を持つアーキルの出会いから始まる物語。イベントでは同作の冒頭15分が上映されたのち、カタリナ役の内田真礼とMCの天津向が登壇する。本来はイベントに参加予定だったメアリ役の岡咲美保が体調不良により欠席となったため、内田と天津向は1対1でのトークという珍しい状況にお互い苦笑いを浮かべながらも、慣れたやり取りでトークをスタートさせる。
カタリナをイメージしたという青のドレスで登場した内田は、劇場版について「多幸感でいっぱいの“ザ・はめふら”といった映画。今日は冒頭のみの上映でしたが、最後まで観ていただくと劇場版らしい形でアップデートされた『はめふら』を楽しめると思う」と観客に伝える。また劇場版の新キャラクター・アーキルについて「責任感が強くて男らしい人。でもジオルドとかに比べると背が低くて、少し幼さもあるので母性本能がくすぐられます」とコメント。さらに「アーキルを観にきてくださいって言えるぐらい、アーキルが好きになってしまう劇場版」と魅力的なキャラクターであることを明かした。
続けて、カタリナを演じるうえで意識していることを問われた内田。カタリナについて「キレイなところだけが魅力ではない」と述べる内田は、「例えば土にまみれて農作業してる姿や、貴族には見えない食べっぷり、お母様に怒られて奇声を出したり、ただかわいいお姫様じゃない。だからヒロインじゃなく、ちゃんと主役でいたい。たまに見せるかわいらしさは大事にするけど、基本はがむしゃらにがんばるように演じてます」と語ると、それを聞いていた天津向は「カタリナのスタンスがめちゃくちゃ言語化できてますね」と感心していた。
また内田は、作中に登場する乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」にもし転生したらどんな行動を取るか?という質問に対して、「まずは一旦、全キャラクターとしゃべってみます」と、通常のゲームをプレイするかのように答え、観客の笑いを誘う。さらに「剣は危ないので、魔法を使いたいですね。水しぶきビャー!みたいなのをやってみたい」とざっくりとしたことを言い出す内田に対し、天津向は呆れ気味に「そんな擬音だけで……(笑)。敵をやっつけるとかじゃないんですか?」とツッコミを入れる。
さらに約2年ぶりの「はめふら」新作が劇場版として、パワーアップして帰ってくることにちなみ、「最近パワーアップしたところは?」と聞かれた内田は、「体力がなくて500m走るのも怪しかったんですけど、ジョギングから始めてちょっとずつ距離を伸ばして1kmぐらいは行けるようになりました」と体力作りに精を出していたことを明かし、「目標は東京マラソン(笑)」と笑顔を見せる。また「今年やり残したこと」という質問に対しては、「今年は『人生で一番いい体になる』っていう目標を掲げてたんですけど……」と言葉を濁らせ、「今年は食が美味しかった。食べ物が私を魅了していた」と言い訳をしながらも、まだ残りの1カ月を諦めていない様子だった。
最後、1人でのフォトセッションをしっかりやり遂げた内田は「いよいよ来週に公開が迫ってます。『はめふら』の魅力、カタリナの魅力、たくさんのキャラクターの魅力を見ていただきたので、ぜひ劇場に足を運んでいただけるとうれしいです」と劇場版をアピールし、イベントを締めくくった。
劇場版「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
2023年12月8日(金)公開
スタッフ
原作:山口悟(一迅社文庫アイリス/一迅社刊)
キャラクター原案:ひだかなみ
監督:井上圭介
構成:清水恵
脚本:清水恵、笹野恵
キャラクターデザイン:大島美和
サブキャラクターデザイン:藤岡三徳、武志鵬
プロップデザイン:武志鵬
美術監督:込山明日香
色彩設計:重冨英里
3Dディレクター:栗林裕紀
2Dワークス:柏原進、新谷優子
撮影監督:衛藤英毅(EXPLOSION)、衛藤直毅(EXPLOSION)
編集:瀧川三智(REAL-T)
音響監督:亀山俊樹
音楽:日音
アニメーション制作:SILVER LINK.
配給:アスミック・エース
キャスト
カタリナ・クラエス:内田真礼
ジオルド・スティアート:蒼井翔太
キース・クラエス:柿原徹也
アラン・スティアート:鈴木達央
ニコル・アスカルト:松岡禎丞
メアリ・ハント:岡咲美保
ソフィア・アスカルト:水瀬いのり
マリア・キャンベル:早見沙織
アーキル:小野賢章
クミート:村瀬歩
ナシート:鬼頭明里
ハーティ:上田麗奈
アルクス:日笠陽子
ピヨ:釘宮理恵