「火の鳥 エデンの花」バリアフリー音声ガイドは花江夏樹が担当 ED曲の翻訳版も朗読
手塚治虫原作によるアニメ映画「火の鳥 エデンの花」のバリアフリー音声ガイドを花江夏樹が担当。同作のエンディングテーマ「永遠の絆」の歌詞の翻訳版も朗読していることが明かされた。
11月3日公開の「火の鳥 エデンの花」は、スマートフォンアプリ・HELLO!MOVIEによる日本語字幕のバリアフリー音声ガイドに対応。セリフや音楽の間に画面情報として音声を付けることで、視覚障害がある人も映画を楽しめる。
バリアフリー版の音声ガイド初挑戦という花江は、今回の取り組みについて、「アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした」とコメント。バリアフリー音声ガイドの制作を担当した和田浩章は、花江を抜擢した背景について、「やさしさと穏やかさの中で、芯のある力強さも兼ね備えた花江さんの声と表現は『火の鳥』という作品の音声ガイドを完成させる上で、私が思い描く最大級の理想形でした」と語る。さらに、本作の音声ガイド制作に関して和田は、「手塚先生の中で生み出された独自の世界観を、STUDIO4℃さんのこだわり抜かれた緻密な絵で表現された映像はどこをとっても素晴らしく、どの部分をガイドとして言葉で切り取るのか、まさにガイド制作者泣かせの作品でした」と振り返った。バリアフリー音声ガイド付きの上映スケジュールについては、劇場および映画の公式サイトなどで順次案内される予定だ。
「火の鳥 エデンの花」は「火の鳥」望郷編を原作とする作品。ディズニープラスで独占配信中のアニメ「火の鳥 エデンの宙」とは異なるエンディングが用意されている。
花江夏樹コメント
「火の鳥 エデンの花」で初めてバリアフリー版の「音声ガイド」の収録をしました。
アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした。
とくにコムのキャラクターが愛おしく、一番感情移入してしまいました。
エンディング曲では歌詞の翻訳版を朗読をしていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。
「火の鳥 エデンの花」
2023年11月3日(金・祝)新宿バルト9ほか全国公開
スタッフ
監督:西見祥示郎
音楽:村松崇継
原作:手塚治虫「火の鳥」(望郷編)
キャラクターデザイン・総作画監督:西田達三
脚本:真野勝成、木ノ花咲
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「火の鳥 エデンの花」製作委員会
配給:ハピネットファントム・スタジオ
キャスト
ロミ:宮沢りえ
ジョージ:窪塚洋介
コム:吉田帆乃華
牧村:浅沼晋太郎
カイン:木村良平
ズダーバン:イッセー尾形
(c)Beyond C.