「のび太の地球交響楽」葉加瀬太郎制作楽曲が10月28日放送の「ドラえもん」で解禁

ドラドラ♪シンフォニー楽団

「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」のために葉加瀬太郎が書き下ろした楽曲「キミのぽけっと」が、10月28日放送のTVアニメ「ドラえもん」で初公開される。

“音楽”をテーマとした「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」。映画公開に向け、子供たちの「音楽に挑戦してみたい」といった気持ちを応援するプロジェクト「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」が発表されていた。その一環として、全国の子供たちによるドラえもんの楽器隊・ドラドラ♪シンフォニー楽団が結成。葉加瀬は楽団のサポーターに就任し、「キミのぽけっと」を書き下ろした。なお10月28日の放送では、オーディションで決定した楽団の子供たちも初紹介される。

葉加瀬は最初の打ち合わせでスタッフの思いを聞いたときのことを「楽器をキャラクターのみんなが楽しそうに演奏する“画”が頭に浮かび、そこからすぐにメロディーも浮かびました」と振り返る。楽曲を担当することについては「ドラえもんの楽曲を作ることができるのは、ひとりの日本人として大きな誇り」と喜びを伝えた。

10月28日の「ドラえもん」は、「酒の泳ぐ川」「かしきり電話」の2本立て。「酒の泳ぐ川」のストーリーは、パパのために高級な酒を増やしてあげたいというのび太の思いやりからはじまる。ドラえもんが「酒」を「鮭」と勘違いし、ひみつ道具・サイラン液を出してしまったことから大騒動が起きる。「かしきり電話」では、10円玉を入れて電話をかけるとどんなものでも貸し切りにしてくれるひみつ道具・かしきり電話の物語を展開。ドラえもんとのび太がジャイアンのリサイタル会場を探すために奮闘する姿が描かれる。

葉加瀬太郎コメント

最初の打ち合わせでスタッフのみなさんが作品への思いを熱く語ってくださったのですが、その打ち合わせが終わって次の仕事に行く車の中で、まずリコーダーやバイオリン、ボンゴ、チューバなどの楽器をキャラクターのみんなが楽しそうに演奏する“画”が頭に浮かび、そこからすぐにメロディーも浮かびました。
打ち合わせでは藤子・F・不二雄先生にとっての“SF”は“サイエンスフィクション”ではなく、“少し不思議”な物語だとうかがったので、そのキーワードをもとに曲を書きました。アレンジをしてくださった羽毛田丈史(はけたたけふみ)さんのアイデアで、イントロにモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のフレーズを入れたのですが、“少し不思議”でファンタジックな世界って、音楽でいえば、まさしくモ―ツァルト。彼の音楽は、無邪気で天才的で遊びも感じさせてくれるでしょう?
ドラえもんの楽曲を作ることができるのは、ひとりの日本人として大きな誇り。制作しながら、ずっとドキドキワクワクしていました。一緒にコンサートツアーを回っている気心知れたミュージシャンたちにレコーディングを頼んだのですが、「ドラえもんのための楽曲だよ」と話したら、みんないい年なのにウキウキしていました。やっぱり日本人にとって、ドラえもんの存在ってものすごく大きいですね。
今回僕が心がけたのは、シンプルで演奏していて楽しくなる曲にしたいな、ということ。僕自身、演奏していてとても楽しいですし、さまざまな楽器で演奏できるように工夫してあります。ちょっとだけ練習しなければいけないところも作ってありますので、そこは頑張って練習してもらえたら! さらには、いろいろなアレンジができるよう余白の部分もたくさん残してありますので、子どもたちとのアンサンブルで多彩なチャレンジができると思います。
すでに僕の頭の中では子どもたちが楽しく演奏する風景が出来上がっていますが、それを早く見たい。そして僕も早くその輪に参加したいです。

「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」

2024年3月1日(金)全国公開

スタッフ

原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁
脚本:内海照子

キャスト

ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一
ミーナ:芳根京子

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024