「映画プリキュアオールスターズF(エフ)」の応援上映が去る10月6日に東京・新宿バルト9で行われた。上映後に行われたスタッフトークの模様は当日の記事で伝えたが、本記事では応援上映の模様をレポートする。
9月15日の公開から10月9日までの25日間で、映画「プリキュア」シリーズの過去最高記録となる興行収入11.9億円を突破した「映画プリキュアオールスターズF」。夕方から行われた応援上映には、歴代のプリキュアを応援してきたであろうたくさんの大人たちが集まった。プリキュア映画には欠かせないミラクルライトに加え、応援上映ではペンライトの持ち込みも許可されており、暗くなった会場は色とりどりの明かりに包まれる。東映の映画ではおなじみの、岩に波が打ち寄せるさまを背景にした「東映」のロゴマークが映し出されると、観客は「東映、ありがとー!」と大きな歓声を上げた。
プリキュア映画では以前より、子供たちがミラクルライトを手に「がんばれー!」とプリキュアを応援する姿が見られたが、“応援上映”の歓声はそれだけにとどまらない。ソラが不思議な世界で目を覚ます冒頭のシーンでは「おはようー!」、「魔法って初めて見た!」とさあやが感激するシーンでは「俺もー!」、「プリキュアって何?」と問うプリムには「いい質問!」とさまざまな相槌が飛ぶ。「デリシャスマイル~!」「キュアップ・ラパパ!」などの歴代作品の決めセリフは一緒に合唱。「プリキュア」の見どころの1つである変身シーンでは、BGMに合わせて手拍子が行われ、プリキュアが名乗りを決めると大きな拍手が送られた。またプリキュアだけではなく、映画オリジナルキャラクターのプーカの健気な姿にも「がんばれー!」「泣かないでー!」と多くの声援が寄せられていた。
映画がシリアスな展開に突入すると、思わず見入ってしまうのか、徐々に客席も静かになっていく。クライマックスでは歴代プリキュアが次々に登場する熱い展開に、たびたび大きな歓声が上がり、ミラクルライトやペンライトの明かりも会場いっぱいに広がった。「映画プリキュアオールスターズF」の応援上映は10月13日20時より、47都道府県での開催が決定。ここで紹介したのはほんの一部のため、ほかの鑑賞者の妨げにならない範囲で、自由な発想で応援上映を楽しんでみては。
「映画プリキュアオールスターズF」
公開中
スタッフ・キャスト
原作:東堂いづみ
監督:田中裕太
脚本:田中仁
音楽:深澤恵梨香
総作画監督・キャラクターデザイン:板岡錦
美術監督:林竜太
色彩設計:清田直美
撮影監督:大島由貴、高橋賢司
製作担当:吉田智哉、本田竜馬
声の出演:関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵、菱川花菜、茅野愛衣、高森奈津美、ファイルーズあい、日高里菜、悠木碧、三森すずこ、白石晴香、小原好美、本泉莉奈、藤田咲、早見沙織、嶋村侑、坂本真綾、種崎敦美
※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。
(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会