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「ビックリメン」小西克幸が梶田大嗣にボケを無茶振り、健闘讃え「チョコあげて!」

アニメ「ビックリメン」の放送開始記念イベントが、本日9月17日に東京・一橋ホールで開催され、ヤマト役の梶田大嗣、牛若役の森嶋秀太、ジャック役の橘龍丸、フェニックス役の斉藤壮馬、マリス役の小西克幸、司会としてアメリカザリガニの柳原哲也が登壇した。

「ビックリメン」はロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」のキャラクターであるヤマト王子や聖フェニックスが、現代に転生するオリジナルアニメ。窃盗事件が起こるほどビックリマンシールに価値が見出だされている世界で、主人公・ヤマトがシールを巡る戦いに巻き込まれていく。キャラクター原案で武井宏之、シリーズ構成で綾奈ゆにこが参加している。

発売開始から40年以上のロングラン商品となる「ビックリマン」。その盛り上がりを間近で見てきたという小西は「主にスーパーで売られてたんですけど、店頭に出された瞬間になくなっちゃう」と振り返る。またビックリマンシールといえばホログラム仕様のキラシールを思い浮かべる人も多いが、斉藤は「僕も小さい頃に買ってましたが、キラキラしたシールが出てくるとすごくうれしい。その価値がよくわからなくっても、なんかすごいのが出たぞ!ってわかるのは発明ですよね」と述べる。

ここからは穴埋め形式のクイズで「ビックリマン」を勉強することに。司会から、正解を出した人と面白い回答をした人には「ビックリマンチョコ」を進呈するとアナウンスされる。まず「『ビックリマン』の世界にビックリマンというキャラはいない。それにもかかわらず、『ビックリマン』という商品名なのはなぜか」という問題が出され、梶田が回答権を得る。ところがこの豆知識は、小西がすでにアフレコ現場でほかのキャスト陣に教えていたそう。梶田もそれをもちろん覚えていたが、小西は「さあ、どんなボケをしてくるかな」と無茶振り。梶田は頭を抱えるも、わざと間違った回答をしてみせる。すると小西は立ち上がって大きな拍手を送り、梶田にチョコをあげるよう司会に指示した。

クイズの後は、監督の月見里智弘、シリーズ構成の綾奈ゆにこ、ロッテ社員の「ビックリマン」担当者・本原正明氏へのインタビューが読まれるコーナーも。月見里監督は「ビックリマン」の魅力を聞かれ、「シールの裏にえがかれている想像力を掻き立てる世界観と良い意味でゆるいストーリー」「集めたくなるキャラクターのバラエティ」「コンプしたくなるコレクション性」の3つを挙げる。

同作への参加オファーが来たときの気持ちについて、「ビックリマン」に詳しくなかったという綾奈は「そのおかげで、ビックリマンをご存知ではない方にどう作品をお届けするか、身をもって考えることが出来ました。月見里監督が、ビックリマン世代なのでよいバランスで出来たと思います」とコメント。本原氏は「ビックリマン」のアニメ化はかねてよりの夢だったと明かし、「アニメ化を模索からはじめて、構想5年の最高傑作が出来たと自負しております。是非新しい考えることが出来ました。ビックリマン・Newワールドをご堪能ください!」とアピールした。

この後は、第1話と第2話を先行上映。上映が終わると再びキャストが登壇し、クロストークを展開していく。役が決定したときのことを聞かれ、同作で初の主人公役を務める梶田は「錚々たる方々の中で、台本の一番右に自分の名前があって。うれしかったけど本当にびっくりでした」とコメント。主人公役に決定したと伝えられたときの映像が上映された際には、恥ずかそうに俯く。橘は、オーディション時に梶田と森嶋と掛け合いで演技したというエピソードを披露。そのときの橘について、梶田は「オーディション終わりに橘さんが『このメンバーで決まるといいっすね!』って言っていたのが、ジャックのまんまでした」と明るくムードメーカー的存在のキャラクターと重なったと語った。

また梶田はアフレコについて「物語の終盤、集中して臨みたいシーンがあったんですが、近くにいた小西さんとある先輩俳優さんの雑談で思わず笑ってしまった」と回想。本番ではキリッと切り替えていてさすがだったと続けるが、小西は「邪魔したってことだよね?」と迫る。先輩の圧で梶田をタジタジにさせた小西だが、「でも梶田くんがすごいのは、ダメ出しされてもしょげずに『なるほど!』って明るく向かっていくところ。後ろから見ていて、カッコいいなと思った」とヤマトはハマり役だと称賛した。

イベントでは小西が先生として「ビックリマン」の世界について解説したり、「ビックリマン」をその場で開封してシールを見せ合ったりする一幕も。また箱から引いた3つのお題に沿って、「ビックリマン」に登場しそうなオリジナルキャラクターを描くコーナーは一際盛り上がりを見せる。お題として引き当てたのは「天高く舞う」「泣いた」「小西克幸」。初めは座ってイラストを描いていたキャスト陣だが、みんなの視線を感じた小西がおもむろに立ち上がって一歩前に。するとほかの4人も自由な位置につき始め、美術部が写生するときのような光景が繰り広げられた。

約2時間にわたるイベントの最後、キャストが一言ずつ挨拶。梶田は「劇中のヤマトくんの言葉を借りるなら、皆さんからたくさんの『ありがとう』をいただいたなと感じています」と述べ、これからドキドキワクワクする物語をお届けしていくことが自分たちの「ありがとう」の表れだとまっすぐに伝えた。

アニメ「ビックリメン」

TOKYO MX:2023年10月5日(木)23:30~
BS朝日:2023年10月6日(金)23:00~

スタッフ

原作:ロッテ
監督:月見里智弘
シリーズ構成:綾奈ゆにこ
キャラクター原案:武井宏之
キャラクターデザイン:大和田彩乃
美術監督:田山修
色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:久保田淳
編集:松原理恵
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:INSPIONエッジ
音楽:三澤康広
制作:シンエイ動画
アニメーション制作:レスプリ
製作:ビックリメン製作委員会

キャスト

ヤマト:梶田大嗣
牛若:森嶋秀太
ジャック:橘龍丸
フェニックス:斉藤壮馬
マリス:小西克幸
フッド:阿座上洋平
ピーター:榊原優希
アリババ:田丸篤志
一本釣:梅原裕一郎
照光子:市来光弘
十字架:小倉唯
オアシス:小林ゆう
カーン:宝亀克寿
タカやん:徳留慎乃佑

(c)ロッテ・ビックリマンプロジェクト/ビックリメン製作委員会