ドラマ「海月姫」女装男子・蔵之介役は瀬戸康史「女子力を磨き続けています」
東村アキコ原作によるテレビドラマ「海月姫」の追加キャストが発表された。女装が趣味の美男子・鯉淵蔵之介役を瀬戸康史が演じる。
「海月姫」は、「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子集団“尼~ず”が、女装男子と出会ったことから動き出すラブコメディ。瀬戸が扮する蔵之介は、ファッションセンスを極め過ぎて、女装まで行き着いてしまったオシャレ美男子という役どころだ。芳根京子演じる主人公・倉下月海と出会い、興味を抱いていく。
東村は「瀬戸くんの女装、本当に可愛いと思います! 期待大です!!」と絶賛のコメント。また瀬戸は「お話をいただいてから女子力を磨き続けています。そのおかげもあってか、今は女装をすることに、まったく抵抗がありません(笑)」と役作りについて述べながらも、「ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です」とドラマへの意欲を語った。
ドラマ「海月姫」は2018年1月より、フジテレビ系にて毎週月曜21時に放送開始。メイン演出を石川淳一、脚本を徳永友一が担当する。
東村アキココメント
瀬戸くんが蔵之介役を聞いたときには、“えっ…蔵子やってくれるの!? ありがてええええ!!!!!! ”とアシスタントさんとみんなで感謝感謝でした。瀬戸くんの女装、本当に可愛いと思います! 期待大です!!
瀬戸康史コメント
ドラマの話を聞いた感想
「海月姫」は以前から読んでいたので、女装男子・蔵之介が「自分で大丈夫だろうか?」という思いと、「こんな役なかなかできる機会はない。演じたい!」という2つの思いがありました。しかし、お話はテンポがあって面白いですし、ギャグ的な要素も強いけれど、共感できるようなキャラクターたちの心情もしっかり描かれているので、ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です。
役作りについて
お話をいただいてから女子力を磨き続けています。そのおかげもあってか、今は女装をすることに、まったく抵抗がありません(笑)。しかし、役者として当たり前のことなので、自分の顔にあったメークの仕方や立ち居振る舞い、毛の処理など…ベストを尽くして撮影にのぞみます!
視聴者へのメッセージ
蔵之介が女装をするのはファッションに興味があるというのはありますが、実の母を感じたいのだと思います。そして、さまざまなしがらみから抜け出せ、嫌なことも忘れられ、自分を解放できる“自分が自分らしくいられる場所”をいつも探しているのではないでしょうか。僕も親友といる時は似たような感覚になります。そんな複雑な心境も透けて見えるよう演じていきたいと思います。映画「ミックス。」でもご一緒した石川監督の年齢問わず役者を信じて同じ目線でぶつかってくださる男気、芳根さんの吸収力の高さとそれをすぐさま表現できてしまう瞬発力、他にも今作に参加するステキな演者の皆さんと芝居ができることが本当に幸せです。ブルーマンデーなんか吹き飛ばしてまた一週間頑張れる!蔵之介や月海たちの姿に一歩踏み出す勇気をもらえる、そんな作品をお届けします!
編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント
蔵之介は、“多様性の肯定=誰でも自分のままの自分で輝ける”という「海月姫」のたどり着くべきテーマを体現した、とても重要なキャラクターです。女装が趣味の美男子という一見特殊な設定ですが、その内面は周りにどう思われようとも自分らしく生きることを精いっぱい貫こうとする、現代の若者の理想像ともいえる人物だと思います。その蔵之介を演じるには、確かな表現力、ビジュアルの説得力、意外性を兼ね備えていることが絶対条件だと考え、ありったけの想像力を駆使した結果、瀬戸康史さんにたどり着きました!女装姿の瀬戸さんにはスタッフ一同、目を奪われて一瞬そこにいるのが瀬戸さんと分からなくなるほどの完成度の高さです。この役を通して、「海月姫」という作品の根底に流れる、今を生きるすべての人へのメッセージを伝える存在になってくれると確信しています!
ドラマ「海月姫」
フジテレビ系 2018年1月スタート毎週月曜21時放送
スタッフ
原作:東村アキコ「海月姫」(講談社「Kiss」所載)
脚本:徳永友一
編成企画:渡辺恒也
プロデュース:小林宙
演出:石川淳一
制作:フジテレビ/共同テレビ
キャスト
芳根京子、瀬戸康史ほか