ちゃお(小学館)とりぼん(集英社)によるコラボイベント「ちゃお×りぼん ガールズコミックフェス」が本日8月19日、20日の2日間にわたり神奈川・パシフィコ横浜展示ホールDで開催中。本日行われた「ちゃお×りぼん スペシャルコラボステージ」には、ちゃおで「シャイニング!」を連載中のまいた菜穂、りぼんで「ハニーレモンソーダ」を連載中の村田真優らが登壇した。
小中学生を中心とする読者に長年愛され、多くの人気作を送り出してきた少女マンガ誌のちゃおとりぼん。両誌の初のコラボイベント開催とあって、会場には親子連れを中心に朝から多くの観客が集まった。マンガ家や声優が登壇するステージイベントだけでなく、両誌とSho-Comi(小学館)、ぷっちぐみ(小学館)の原画展示や、この日のための描き下ろし色紙の展示、子供が楽しめるゲームコーナー、グッズ・単行本の販売コーナーもなども充実。ライブドローイングコーナーやちゃおブースの「大人気まんが家先生の出張お仕事部屋」では、時間帯によってマンガ家が実際に絵を描くところを間近で観ることもできる。
本日行われた「ちゃお×りぼん スペシャルコラボステージ」にはまず、ちゃおより「キング様のいちばん星」の如月ゆきの、「JKおやじ!」「星のカービィ~ゆるっとプププ~」の加藤みのり、りぼんより「花火は醒めない夢をみる」の中島みるく、「HIGH SCORE」の津山ちなみが登場。雑誌ごとのチームに分かれ、「制限時間3分でたくさんイケメンイラストを描こうゲーム」「ギャグまんが大喜利」「リレー4コマ」の3つのゲームに挑戦していく。いずれも短い時間で素早くアイデアをイラストにしていくゲームとあって、集まった子供たちは笑いながらも、プロのマンガ家たちの技に大きな拍手を送った。
続いてまいた、村田がステージへ。発売中のちゃお・りぼんの9月号では、2人の手がけた表紙イラストが並ぶと1つになるという“つながる表紙”が展開されている。この日が初対面だったものの、すっかり仲良くなったという2人。表紙コラボを行った感想を聞かれると、まいたは「ずっと村田先生の『ハニーレモンソーダ』を読んでいたので、『私でいいの!?』って気持ちでした」、村田は「まいた先生とコラボできるなんて、こんな経験ないなと思って、本当に光栄でした。ありがとうございました」と、お互いに喜びを語った。
まいたと村田は、司会者の質問に○×形式で回答しながらトークを展開。現在の連載作について「ヒロインは自分に似ていると思いますか?」と聞かれると、ともに○と回答する。まいたは「私も小学生の頃からマンガ家になりたいという夢を持っていたので、夢を持っているところ」、村田は「おうちが大好きなところ、インドアなところ」と、それぞれ似ているポイントを挙げた。
「小学生の頃に戻りたいと思うことはありますか?」という質問に「今までの経験や記憶を持ったまま戻れるなら」と村田が答えると、まいたが「戻ったとしたら、またマンガ家を目指しますか?」と尋ねる。村田が少し考えた後「目指すんじゃないですかね……どうですか?」と聞き返すと、「私もたぶん目指すと思うなあ」とまいたも語った。2人は執筆がフルアナログという共通点も。プロットのみスマートフォンに打ち込んでいるという村田は、プロットも紙に書いているというまいたに「小説家みたいですね!」と感嘆の声を上げていた。
マンガ家になりたい人へのメッセージを求められると、まいたは「たくさんマンガを描いて、いろんな経験を積んで、マンガ家になってほしい」とコメント。村田は「マンガだけにならずに、ちゃんと青春していったら、それをマンガに落とし込めて、いい作品ができると思います」とエールを送った。
なお明日8月20日のコラボステージには、まいた、りぼんより木下ほのからが参加。スバにぃこと木村昴らが登場する「おはスタ」のステージも行われる。最新のおもちゃを体験できる出展ブースや、プレゼントがもらえるスタンプラリー、先着で中学生以下に配布されるお土産なども用意されている。入場無料なので、夏の思い出作りに足を運んでみては。
「ちゃお×りぼん ガールズコミックフェス」
日時:2023年8月19日(土)、20日(日) 9:00~16:00 ※15:45入場受付終了
会場:神奈川 パシフィコ横浜 展示ホールD
料金:入場無料