永井豪原作によるTVアニメ「UFOロボ グレンダイザー」のリブートが決定。TVアニメ「グレンダイザーU」として、2024年に放送される。併せて、ティザーPV、ティザービジュアルと、スタッフ情報が公開された。
1975年から1977年にかけて放送されたアニメ「UFOロボ グレンダイザー」は、故郷のフリード星を滅ぼされた王子であるデューク・フリードがグレンダイザーに搭乗し、地球を守るために戦う物語。マジンガーZの主人公・兜甲児も登場する。2022年8月に新たなコンテンツ制作を含む「プロジェクトG」の始動が発表され、YouTubeの告知動画にて永井が「日本の最高のメンバーが結集してすごいものを作ります」とメッセージを贈っていた。
約50年を経てのリブートとなる「グレンダイザーU」。総監督は「機動戦士ガンダムSEED」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の福田己津央が務める。キャラクターデザインには「新世紀エヴァンゲリオン」「サマーウォーズ」の貞本義行、シリーズ構成・脚本には「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「コードギアス反逆のルルーシュ」の大河内一楼、音楽には「ONE PIECE」「サクラ大戦シリーズ」の田中公平が名を連ねた。アニメーション制作はGAINAが担当する。
貞本描き下ろしによるティザービジュアルには、凛々しい表情のデュークと、巨大ロボット・グレンダイザーの姿が収められた。「宙(そら)と大地よ、思い出せというのか?」というキャッチも添えられている。また、デュークと兜、グレンダイザーのビジュアルも公開された。永井は「国が違っても人間の喜びや幸せは同じなのだと、世界中の人々と共感出来れば嬉しいです」とコメントを寄せた。
永井豪コメント
「グレンダイザーU」という作品を通じて、国が違っても人間の喜びや幸せは同じなのだと、世界中の人々と共感出来れば嬉しいです。
福田己津央(総監督)コメント
アニメに夢中になっていた学生時代の大好きな作品ですので、まず自分の感覚を裏切ることのないような作品にできたらいいな、と思っています。私もそうですが往年のファンは理由がない改変を嫌います。じゃあそのままでいいのか? と言われれば、それでは作る意味も見る価値もないことになってしまうので、匙加減が難しいです。基本的には「グレンダイザー」という作品の成り立ちや根底にあるテーマを再構築して、今の時代にもう一度見直しています。昔からのファンであれば、また違った楽しみもありますので、どうか皆さん是非ご覧ください。
貞本義行(キャラクターデザイン)コメント
実は初めての原作モノなのですが永井豪先生の原作ならって飛びつきました。タイトルから昔の作品だよねと敬遠せず、何かありそうだなと思ってもらえれば。新旧のマリアージュとして美味しく齧ってもらいたいですね。
大河内一楼(シリーズ構成・脚本)コメント
「グレンダイザー」はもちろん、周辺の作品へのリスペクトもこめて作りましたが、「グレンダイザー」を知らない人でも楽しめるよう続編ではなく、新しい物語として書きました。世界中の「グレンダイザー」ファンに届いてくれればと願っています。
田中公平(音楽)コメント
新しいグレンダイザーのスタート作曲依頼が来た時、豪華なスタッフのお名前を知った時私に本当に期待されているのだ! と、光栄に思いました。今回の作曲で目指すところは新、旧の“筋金入りのロボットものファン”に対して「これぞ正統、本物のロボット音楽」だと思って頂ける楽曲を制作する事でした。聴いて頂ければ、私の決意はお分かりになる事と思います。この素晴らしい作品を鑑賞して、そして受けるであろう心からの感動を全世界のファンの方々と共有したいと思います。
「グレンダイザーU」
2024年放送開始
スタッフ
原作:永井豪
総監督:福田己津央
キャラクターデザイン:貞本義行
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
音楽:田中公平
アニメーション制作:GAINA
(c)Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU