LINEマンガ発、“アニメ化してほしい”という声も多数のwebtoon「氷の城壁」単行本化
阿賀沢紅茶「氷の城壁」の1・2巻が、本日7月4日に発売された。単行本の帯には宇垣美里と佐久間宣行がコメントを寄せている。
「氷の城壁」は2018年にマンガ賞「集英社少女マンガグランプリPowered by LINEマンガインディーズ 2018summer」で特別賞に選出され、2020年1月から2022年4月にかけてLINEマンガで連載されたwebtoon作品。「コミックシーモア年間ランキング2022」女性コミック部門では第1位、「AnimeJapan 2023」で開催された「第6回アニメ化してほしいマンガランキング」では第2位を受賞した。単行本には連載時と同じフルカラーで収録され、縦スクロールでの表現は、横読みのコマ割りに組み替えられている。
主人公は表情や態度、近寄りがたいオーラから“女王”と陰で呼ばれている高校1年生・氷川小雪。本当は人と接するのが苦手なだけだったが、中学時代の経験から高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていた。ところが、雨宮ミナトという男子だけはなぜかグイグイ距離を詰めてきて……。学校の人気者・美姫、 のんびり優しい雰囲気の陽太も加わり、高校生4人のもどかしく愛おしい青春が展開されていく。7月5日発売のマーガレット15号(集英社)には、「氷の城壁」のクリアファイルが付録として同梱される。
また本日、阿賀沢が少年ジャンプ+で連載している「正反対な君と僕」の4巻も発売に。「氷の城壁」と「正反対な君と僕」の単行本同時発売を記念し、2作品の印象的なシーンをデザインしたキューブメモが抽選で200人に当たるキャンペーンを実施中だ。抽選には「氷の城壁」1巻と「正反対な君と僕」4巻の帯に付属する応募券2枚を使って申し込める。さらに集英社のオンラインショップ・ジャンプキャラクターズストアでは、阿賀沢の描き下ろしイラストを使用したグッズを受注生産で販売。予約は本日から7月31日まで受け付けている。
阿賀沢紅茶コメント
たくさんの人に読まれることよりも、誰か必要な人に届けばいいなとボトルメールを流すような気持ちで描き始めた作品でした。当初想定していたよりもたくさんの方に読んで頂き、書籍という形で残すことを望む声があったこと・書籍化に向けて動いてくださる方がいたことを大変ありがたく思っております。縦読みからの再編集ですが、一般的な横組みマンガのように読みやすく編集して頂いているので、初見の方にもお楽しみ頂けますと幸いです。
宇垣美里コメント
人が人と生きていく上でどうしたって生まれる齟齬を、丁寧に繊細に、拾い上げることの尊さよ! 頼むから全人類読んでくれ……!
佐久間宣行コメント
一気に読んだ。全員幸せになって欲しいと願った。
自分が好きで嫌いで大切でうざったい…10代で感じていた感情が全部ある。
すべての、自分で呪いをかけてしまった人たちへ。
この面倒くさくてとびきり優しいラブストーリーが、心を救ってくれるはずです。