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「機動戦士ガンダムSEED」最新作となる劇場アニメが2024年公開、ティザーPVも

アニメ「機動戦士ガンダムSEED」の最新作となる「劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』」が2024年1月26日に公開される。併せて、ティザービジュアルとティザーPVが解禁された。

同作ではC.E.(コズミック・イラ)75を舞台に、平和が訪れたはずの世界で再び戦いが始まるという新たな物語を展開。ティザービジュアルには中央に大きく描かれたキラ・ヤマトと、その中に振り返るラクス・クラインが収められた。「決められた運命か、あらがう自由か──」というキャッチコピーも添えられている。ティザーPVでは、困惑したキラの表情や倒れるモビルスーツ、見つめ合うキラとラクスの姿が次々と映し出された。

「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの監督を務める福田己津央からはメッセージが到着した。作品について「時代に合わせた新しい『ガンダムSEED』を目指しております」とコメント。テレビシリーズでは少々やり残した部分があるとも述べつつ「それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています」と意気込みを語った。

また、特典付前売券「つながるムビチケカード第1弾」と通販限定の「つながるムビチケカードコンプリートセット(5枚)」 が7月7日から販売される。併せて、特典の情報やムビチケカードのデザインが公開された。

さらに、同作の公開を記念してHDリマスターしたTVシリーズ総集編の劇場上映が決定。「機動戦士ガンダムSEED」全48話を3部作に、その後の物語となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」全50話を4部作に再構成して、全国約50館の劇場にて約3カ月にわたり各2週間ずつ順次上映する。 ムビチケカードが7月7日から販売されるほか、HDリマスターのBlu-ray販売も決定した。

「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月から2003年9月にかけて放送されたTVアニメで、2004年10月から続編となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」も放送された。遺伝子調整を受けた人類・コーディネイターと、これまでの人類・ナチュラルとの間で繰り広げられる戦いに、コーディネイターでありながら仲間を助けるためあえてナチュラルの地球連合軍に参加するキラの苦悩と成長が描かれる。

福田己津央監督コメント

本来はテレビシリーズ直後にお届けするはずでしたが、長く皆様をお待たせすることになってしまい、申し訳ありませんでした。
それにも関わらず今も変わらず応援してくださる皆様に、お礼申し上げます。

20年という時間はアニメーションの作り方だけでなく、参加するスタッフも大きく変化しました。「ガンダムSEED」を見ていた人たちが新しいスタッフとして参加して、旧スタッフは年齢だけで言えば、もはやベテランと言えてしまいます。
アナログから3Dデジタルへの移行と新しい表現の形が模索される中、私たち旧スタッフは過去の自分の技術と感性に向き合う日々です。

ストーリーは前作のテレビシリーズ、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編となる完全新作となります。
「ガンダムSEED」である以上は、「ガンダムSEED」の王道がベストと思いますが、当時と同じモノを作っても、それは同じだと感じてくれることはないと思っています。
何よりまず、それは自分が見たい「ガンダムSEED」ではないですし。
今回はスタッフと技術の新旧の融合。アナログの良さも活かしつつ、時代に合わせた新しい「ガンダムSEED」を目指しております。
テレビシリーズでは自分としても少々やり残した部分があり、それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています。20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。
皆様どうぞお楽しみに。

「劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』」

2024年1月26日(金)全国ロードショー

スタッフ

企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:福田己津央
脚本:両澤千晶、後藤リウ、福田己津央
キャラクターデザイン:平井久司
メカニカルデザイン:大河原邦男、山根公利、宮武一貴、阿久津潤一、新谷学、禅芝、
射尾卓弥、大河広行
メカニカルアニメーションディレクター:重田智
色彩設計:長尾朱美
美術監督:池田繁美、丸山由紀子
CGディレクター:佐藤光裕、櫛田健介、藤江智洋
モニターワークス:田村あず紗、影山慈郎
撮影監督:葛山剛士、豊岡茂紀
編集:野尻由紀子
音響監督:藤野貞義
音楽:佐橋俊彦
製作:バンダイナムコフィルムワークス
配給:バンダイナムコフィルムワークス、松竹ODS事業室

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