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「青ブタ」最新作はセリフでも劇伴でも語る、4年ぶりの始動に向け瀬戸麻沙美ら集結

劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の完成披露上映会が、6月11日に東京・新宿バルト9で開催された。

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の公開から約4年、「青春ブタ野郎」シリーズの最新作として6月23日に封切られる「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」。完成披露上映会には桜島麻衣役の瀬戸麻沙美、梓川花楓役の久保ユリカ、古賀朋絵役の東山奈央、豊浜のどか役の内田真礼、広川卯月役の雨宮天、MCとして天津向が登壇した。

「アニメ『青ブタ』シリーズが動き出したのは4年ぶりになるので、6月23日はまた動き出す1歩になる」と言う瀬戸。「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」について、セリフだけでなく劇伴で語られているシーンが多くあったように思えると話す。久保は完成した本編を鑑賞する前に「絵がお芝居をしている」とプロデューサーから聞いていたことを明かし、実際に観てその意味が理解できたと語った。

東山からは、同作は自分の幸せを静かに見つめ直すような物語だという言葉も。内田はキャラクターたちの日常の延長を切り取って見せてもらったような感覚を覚えたと述べる。雨宮は自身演じる卯月について、常に明るくハイテンションで空気を読めていない面もあるが、そこも彼女の魅力だとひと言。そんな卯月の素直な言葉だからこそ、あることに迷っていた花楓の背中を押したのではないかと話す。また収録中はもっとテンションを高めてほしいとディレクションがあったことも明かした。

イベントでは同作に仕込まれたサプライズについても話題に。トークがひと段落したところで、声帯ポリープ手術のため、5月下旬より約1カ月休養している梓川咲太役の石川界人からのメッセージ映像が上映された。石川は本作では繊細なお芝居が求められたとコメント。今冬に公開が決まっている「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」に向け、布石を打ったとも話した。

最後にキャスト陣は「青春ブタ野郎」シリーズのファンに挨拶。瀬戸は花楓だけでなく自身の演じる麻衣も大学受験に挑戦していることを話し、2回目以降に鑑賞する際は別のキャラクターの視点で楽しんでみてほしいとお願いする。久保はかえでがいなくなり、寂しいようなどうしようもない気持ちがあったが、自身も同作で花楓と新たな一歩を踏み出せるところまできたと話し、花楓を応援して見守り続けてほしいと呼びかけた。

「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」

2023年6月23日(金)公開

スタッフ

原作:鴨志田一(電撃文庫刊「『青春ブタ野郎』シリーズ」)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
構成・脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:田村里美
プロップデザイン:道下康太
美術設定:塩澤良憲
美術監督:大久保 聡
色彩設計:横田明日香
3Dディレクター:織田健吾、田中葉月
2Dワークス・特殊効果:内海紗耶
撮影監督:楊暁牧
編集:三嶋章紀
音響監督:岩浪美和
音楽:fox capture plan
制作:CloverWorks
製作:青ブタ Project

キャスト

梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
梓川花楓:久保ユリカ
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種崎敦美
豊浜のどか:内田真礼
牧之原翔子:水瀬いのり

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project