「【推しの子】」展覧会にライブ会場が出現、原画・絵コンテなど貴重な資料がずらり

「TVアニメ【推しの子】展 嘘とアイ」の様子。

赤坂アカ横槍メンゴ原作によるTVアニメ「【推しの子】」の展覧会「TVアニメ【推しの子】展 嘘とアイ」が、本日6月2日に東京・池袋PARCO7階のPARCO FACTORYにて開幕した。

同展示イベントには、アイにスポットを当てた展示や、作品の制作資料、世界観を楽しめる再現展示が多数登場。音声ガイド付きチケットを購入すると、会場の展示を案内するアイの録り下ろしボイスを楽しめる。音声ガイドは内容が異なる2種類が用意され、ガイド付きチケット1枚につきどちらか1種を選択する形式。「私もみんなに会えてめっちゃうれしいよ」「みんな、愛してるよー!」など、アイに話しかけられているような気分で展示を堪能できる。

会場でまず来場者を迎えるのは、大きなハートのゲート。ゲートには「この芸能界において嘘は武器だ」という作中の言葉が描かれた。ゲートをくぐった先の通路は、転生する前のゴローとさりなの登場シーンやセリフを振り返る装飾が施されている。入院していたさりなのベッド横にある、アイの写真やグッズ、ライブ映像が流れるテレビが置かれた棚も、通路の奥に再現された。

通路を抜けると、アイドルとして、そしてアクアとルビーの母として活躍するアイにフォーカスしたきらびやかなエリアに。エリア入り口の目の前には、アイが武道館ライブで着た衣装が、うさぎの髪飾りなど細かな部分まで再現され飾られている。その対面には、光る星を背にしたアイのアクリルスタンディも登場した。エリアの奥には、ライブステージをイメージしたコーナーが設けられ、B小町の音楽に合わせ劇中の映像をライブに参加しているような気分で鑑賞できる。

このエリアにはライブで踊るアイの原画も多数展示され、印象的な瞳が作中でも丁寧に描かれていることが伺い知れる。アイの原画とともに、赤ちゃん時代のアクアとルビーの原画も並べられた。絵コンテの展示コーナーでは、アニメ第1話のコンテが束となって掲示され、めくって閲覧できる。細かな指示が書き込まれたアニメの設計図とも言える貴重な資料は、見逃せない内容だ。そのほか、キャラクター、建物、小物などの設定資料も用意された。同エリアにはカーテンがかけられた小部屋も設けられ、舞台裏のような雰囲気の壁にアニメのアフレコ台本の一部などが並べられた。

きらびやかなエリアを抜けると、1話の終盤パートをフィーチャーした展示のエリアへ。同コーナーの壁はアイがアクアとルビーに送った言葉の数々で一面埋め尽くされた。音声ガイドでは展示案内に加え、アイが語るキャラクターたちへの思いやメッセージも聴くことができる。

会場では展示のほか、オリジナルグッズの販売やコラボレーションカフェも実施される。カフェではキャラクターをイメージしたフードやドリンクが提供され、コラボメニューを注文するとノベルティコースターをプレゼント。「TVアニメ【推しの子】展 嘘とアイ」は、東京で6月19日まで開催された後、6月30日から福岡・福岡PARCOに、7月22日から愛知・名古屋PARCOに巡回を行う。

「TVアニメ【推しの子】展 嘘とアイ」

会期:2023年6月2日(金)~19日(月)
会場:東京都 池袋PARCO 本館7F

日時:2023年6月30日(金)~7月17日(月・祝)
会期:福岡県 福岡PARCO 本館5F

日時:2023年7月22日(土)~8月6日(日)
会期:愛知 名古屋PARCO 西館6F

※▽はハートマーク。

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会