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人の記憶が建物になる不思議な島の住人たちを描くファンタジー、町田洋「砂の都」

町田洋の単行本「砂の都」が本日5月23日に発売された。

舞台は人の記憶が建物となって建つ不思議な砂漠の孤島。そこに住む青年が、いつも新しい建物を見に来る不思議な少女と出会ったことから物語が展開される。初デートをした巨大迷路、島に訪れた奏者たちの思い出のコンサートホールなど、住人は島に現れた建物に触れながら穏やかな日々を過ごす。しかし、だんだんと島に建つ建物が減り、建物が崩れるサイクルも早まっていき……。消えゆく砂漠の島を描くファンタジー。同書には、モーニング・ツー(講談社)で発表された8つのエピソードを収録している。