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「ナナのアクアリウム」人の姿をした、けれど人じゃない者との愛しく切ない物語

中西芙海による初の単行本「ナナのアクアリウム」が、イースト・プレスから本日5月17日に発売された。

「ナナのアクアリウム」 は、人型をしているが貝の仲間とされている珍しい海洋生物・ヒトガタジョオウガイが、海洋環境研究所で保護されたことから始まる物語。人と関わることを避けてきた海洋生物研究者の青年・堀池周は、保護したヒトガタジョオウガイにナナという名前を付けてコミュニケーションを図る。堀池と仲良くなり、人間の言葉や文化を学んでいくうちにナナは研究所の人々とも家族のような関係になっていく。その中で、自分たちがナナを人間のように扱ってしまったことに堀池が後悔する出来事が起こる。