映画「アンダーカレント」10月6日公開!井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太ら出演
豊田徹也原作による実写映画「アンダーカレント」の公開日が10月6日に決定。追加キャスト7人と、新たな告知ビジュアルが公開された。
主人公・かなえ役に、真木よう子がキャスティングされた同作。追加キャストとして、かなえが営む銭湯に住み込みで働き、共同生活を送ることになる堀隆之役の井浦新、失踪したかなえの夫・関口悟役の永山瑛太が発表された。かなえが友人に紹介された胡散臭い探偵・山崎道夫役は、リリー・フランキーが演じる。
また、かなえに山崎を紹介する友人・菅野よう子役を江口のりこ、銭湯の仕事を手伝う木島敏江役を中村久美が担当。銭湯の常連・田島三郎役は康すおん、銭湯の近所に住むシングルマザー・藤川美奈役は内田理央が務める。7人の出演者からはコメントも到着した。
「アンダーカレント」は2004年8月より月刊アフタヌーン(講談社)で発表された作品。かなえは夫の悟と銭湯を切り盛りしていたが、ある日突然悟が失踪してしまう。途方に暮れるかなえの前に謎の男・堀が現れ、手違いをきっかけに銭湯に住み込みで働くことに。徐々に日常を取り戻していくかなえだが、あるできごとにより、堀、悟、そしてかなえ自身の心の底流が浮かび上がっていく。映画は「愛がなんだ」「窓辺にて」の今泉力哉が監督を務める。
井浦新(堀隆之役)コメント
撮影は雨の日の多い暑い夏でした。ロケ地も銭湯や水辺、身体に纏わりつく湿度、常に水を感じていた撮影期間でした。この作品のキーになる水に寄り添われていたのは、映画の神さまからのギフトだったのかもしれません。原作の漫画がすでにシネマティックなので、今泉組でつくる映画は各部が高いハードルを超えていく必要がありました。たくさんの大小様々な奇蹟が浮かんできたり漂ったりして、それを皆んなで丁寧にすくい集めていました。
リリー・フランキー(山崎道夫役)コメント
人の心の底流に揺らぐ、透明で、つかみきれないもの。今泉監督の目線は、その映らないものを丁寧に手のひらですくいます。
永山瑛太(関口悟役) コメント
今泉監督作品が好きだったので、自分が出演する事が決まった時は、あの、変わった風貌の監督と会えるのか!こわい監督なのか!?と身構えましたが、「今泉力哉」って感じのカッコいい人でしたから、どんな演出にも応えられるよう、思考停止のまま現場へ向かいました。
真木よう子さんとは何度も共演してますが、今まで彼女が演じてきた役が持つ、揺らぎや葛藤とは違う、本当の真木よう子の何かを目の前でひしひしと感じました。
ただ、私はよく分からない感情になりました。
かなえは何を感じていたか、分からなかったので、皆様が劇場で汲み取って頂き、
真木よう子の力を存分に味わってもらいたいです。
江口のりこ(菅野よう子役)コメント
「愛がなんだ」以来、また今泉さんの映画に参加出来ることが、とても嬉しかったです。繊細な脚本がどのような映画になっているのか、楽しみです。
中村久美(木島敏江役)コメント
まず原作を読んだ時、私で大丈夫かな?と少し不安になりました。私自身の佇まいを考えますと、善良なオバチャンの部分が見え難いのではないかと心配だったのですが、今泉監督で主演が真木よう子さんと少しずつイメージを膨らませ、自分なりの屈託のないオバチャン像を創り上げました。
皆さんに受け入れられたら嬉しいです。
作品はとても素敵に仕上がっておりますので
是非劇場に足をお運び下さい。
康すおん(田島三郎役)コメント
人間って解らない、永遠に。深くて複雑で。
好きかと聞かれると戸惑う。
でも人間は他の何よりも一番面白い。だから人間を演じたい。そんな思いをずっと持ってきました。
物語にはそんな人間達が描かれていました。その一員となれた事、本当に嬉しかったです。
最初にお話を頂いてから、長い時間をかけて映画が完成しました。この時間は、自分に様々な作用をしました。関わった人達も同じかもしれません。色々な想いが詰まった「アンダーカレント」を多くの人に見ていただけると幸いです。
内田理央(藤川美奈役)コメント
私は銭湯の常連のシングルマザーの藤川美奈を演じさせて頂きました。短い時間でしたが、今泉監督の作品に携わることができ、そして皆さまとお芝居をすることができたことをとても嬉しく思います。
脚本は見入るように読みましたが、それがどのように映像になっているのか…私もとても楽しみにしております。
映画「アンダーカレント」
2023年10月6日(金)公開
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織、今泉力哉
原作:豊田徹也「アンダーカレント」(講談社「アフタヌーン KC」刊)
製作幹事:ジョーカーフィルムズ、朝日新聞社
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
配給:KADOKAWA
出演:真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央
(c)豊田徹也/講談社 (c)2023「アンダーカレント」製作委員会