藍田鳴の単行本「竜の子を産んだら離縁されたので森で隠居することにしました」が、本日4月7日に宝島社から発売された。
「竜の子を産んだら離縁されたので森で隠居することにしました」は、柏てんの小説を原作としたコミカライズ作品。貧乏貴族の娘・シャーロットは、実家に援助をしてもらうという約束で爵位目当ての商人と結婚をする。夫との間に愛はなく、結婚式で「たった一度きりのキス」を交わしただけなのにシャーロットは妊娠をするが、子作りの具体的な方法を知らない彼女は、それを不思議なこととは思わなかった。しかし外に愛人を作り家に帰らない夫との間に子供ができたことを周囲は不審がり、しかもシャーロットから生まれてきたのが人間の赤ん坊ではなく竜の子だったことから、彼女は「一体何と交わった」と責められ、家を追い出されてしまう。竜の子と森の奥深くに隠れ住んでいたシャーロットのもとに、国王陛下の使いがやってきたことから物語は動き出す。