「海が走るエンドロール」のたらちねジョンが、映画「J005311」にコメントと描き下ろしイラストを寄せた。
映画「J005311」は第44回ぴあフィルムフェスティバルで満場一致のグランプリを受賞した作品。野村一瑛演じる神崎と、河野宏紀演じる山本という生きづらさを抱える男2人の旅路を通じて、世間に取り残された孤独感が描かれる。たらちねは「生きた、生きてきた人間の偶然の出会いが惑星衝突に匹敵する奇跡であると理解し、心がうち震える。そういう映画でした」とコメント。また映画を鑑賞した人には、たらちね描き下ろしのイラストをプリントしたステッカーがプレゼントされる。イラストはたらちねが作中のシーンを描き下ろしたものとなる。
たらちねジョン コメント
冒頭数分で「良い映画だ」と感じる。
長い歯磨き、きちんとかけ直されるタオル。
上下セットのパジャマに、雨戸を開ける朝。
全ての描写に意味があるのだと分かる。そしてその主人公と思われる男には違和感のある電話の受け答え。
これは何かあるぞ、とこれから続く物語に期待してしまう。
生きた、生きてきた人間の偶然の出会いが惑星衝突に匹敵する奇跡であると理解し、心がうち震える。
そういう映画でした。