都合よく扱われる女子が思いついたのは…山本中学「サブスク彼女」ドラマ化、主演は紺野彩夏

2023年4月5日2023年4月5日 editor

「サブスク彼女」1巻 (c)山本中学／日本文芸社

山本中学「サブスク彼女」がドラマ化。主人公・トモ役に紺野彩夏を迎え、5月7日からABCテレビで放送、DMM TVで独占配信される。

「サブスク彼女」はなぜか彼女のいる男性にばかり好かれてしまう少女・トモを主人公に描く物語。都合のいいときだけデートに誘われるが、本命彼女になれない日々の中で、トモはとあるアイデアを思いつく。それは月額定額制で彼女になる“サブスク彼女”だった。同じような境遇の女子を集めて”サブスク彼女”を始動させようとするトモだが、そんな矢先に自分に一途に好意を持つ地元の男友達・コースケから告白されてしまい……。日本文芸社のマンガアプリ・マンガTOPで連載されていた。単行本は全2巻で刊行されている。

山本からは「ヒトの簡単にはいかない心の側面が含まれるお話です。実写となり生身の役者さんたちがどの様に演じられ、観る方々がどう感じられるのか楽しみです！」と期待を寄せるコメントが到着。紺野も原作を読み「読み進めていくにつれて、トモの本命としては選ばれないと薄々わかっていながらも、相手のことを思ってしまう虚しさや苦しさが伝わってきて、共感できる女の子も多いんじゃないかなという印象でした」と語っている。

なおドラマ「サブスク彼女」は、DMM TVと朝日放送テレビによる共同企画の第1弾作品。この共同企画では、「サブスク彼女」を含む3作品が展開される。配信はDMM TVの独占となるが、放送はABCテレビのほかでも行われる予定だ。

山本中学（原作者）コメント

実写化が決まったときの感想、視聴者に伝えたいポイント

実写化のお話はホワリと出版社担当さんより伺っていたのですが、本当に決定になり驚きました！
ストレートなタイトルの「サブスク彼女」というお話は、実はちょっとややこしいお話…
ヒトの簡単にはいかない心の側面が含まれるお話です。
実写となり生身の役者さんたちがどの様に演じられ、観る方々がどう感じられるのか楽しみです！

主人公・トモを紺野彩夏が演じるうえで期待していること

主人公のトモは見る人によって見え方が違う女の子ですので、演じられるのは色々な意味で大変かと思います…！
トモを演じて下さりありがとうございます。紺野彩夏さん頑張って下さい、応援しております！

紺野彩夏（トモ役）コメント

「サブスク彼女」というタイトルの印象

タイトルを聞いたときは、サブスクと彼女の繋がりが思いつかなかったので驚きました。

原作を読んだ印象

サブスクと彼女、はじめは設定にすごく驚きましたが、読み進めていくにつれて、トモの本命としては選ばれないと薄々わかっていながらも、相手のことを思ってしまう虚しさや苦しさが伝わってきて、共感できる女の子も多いんじゃないかなという印象でした。

トモの印象、またトモのどのような部分を表現しようと思ったか

誰かの本命になりたいという気持ちがとても強い、純粋な子なのかなと思いました。
純粋だからこそ、自分からサブスク彼女になって、本命じゃなくてもいいという道を選んでしまったんだろうなと思いました。
そんなトモの真っ直ぐすぎて頑固になってしまうところ、虚しさ苦しさを表現できたらいいなと思っています。

利用してみたいサブスクサービス

フィルムカメラのサブスクがあったらいいなぁと思います。
フィルムカメラが好きなのですが、物によっては高価なものもあるので気軽に試せたら嬉しいなと思います。

視聴者へのメッセージ

トモ以外にもたくさんのキャラクターがそれぞれの悩みを抱えています。
女性だけではなく男性にも、どの世代の方にも共感していただけるところがあるのではないかな、と思っているので、ぜひ楽しんでご覧いただけたらと思います！放送をお楽しみに！

清水一幸（朝日放送グループホールディングスコンテンツ開発局長）コメント

関西で、しかも深夜にだけ地上波放送されていたら、観てもらえる機会が限りなく少ないところを、独占配信してくださって、そこに行けばいつでも作品が観られる状況があるというのは、今まで手が届かなかった人たちの目にも触れる可能性が広がり、作り手側としても喜ばしいことだと思っています。これをきっかけに1年ぐらいはしっかりと腰を据えて取り組んで、「ABC×DMM TV」らしさを印象付けられるような作品を作っていきたいです。
『サブスク彼女』は今どきの若者の恋愛観と現代の悲哀がうまく合わさった作品で、男性にも女性にも興味を持っていただけるんじゃないかと思っています。しかも地上波のゴールデンタイムでやるんじゃなく、サブスクで個人的に観る、という今どきの視聴環境にもマッチした作品であると感じています。

久保田哲史（DMM.com プレミアム事業部コンテンツ戦略兼オリジナル制作責任者）コメント

他局との差別化に試行錯誤しながら、様々なチャレンジを続ける在阪テレビ局の深夜ドラマは、今、一番勢いがあり、「DMM TV」のユーザーに向けて、まさに提供したいコンテンツでした。
数あるSVODサービスの中で差別化していくには、視聴者からもクリエイターからも愛される”「DMM TV」らしさ”を早く確立して、企画や作品がどんどん集まってくるようにしたい。その第一歩をABCテレビさんと共に踏み出せるのは心強いです。
オリジナル作品のメインターゲットはDMMの今までの動画事業の歴史や相性を考えて男性に据えているのですが、今回は女性にも響く作品を作りたかったんです。現代の女性が抱えている悩みを描き出した『サブスク彼女』は、ある意味チャレンジだと考えています。