マンガ家の“アナログな相棒” 第6回 田島昭宇 | デリーターのペン軸 No.3
作画に欠かせない“アナログな相棒”画材について、その魅力をマンガ家自らに語ってもらう本コラム。第6回には「魍魎戦記MADARA」シリーズや「多重人格探偵サイコ」などで知られる田島昭宇が登場した。田島が答える、“相棒”を使う理由から“相棒”がいたからこそ描けたシーン、アナログ作画ならではの魅力とは?
マンガを作るうえで欠かせない“相棒”
デリーターのペン軸 No.3 丸ペン用とサジペン用(20年以上前に出ていたシリーズ)
“相棒”を使い続けている理由
Gペンと丸ペンが前後両方に設置できて、ネジで留めるタイプのペン軸です。
錫(すず)で出来ているものなのですが、カッコいいし使いやすいので、「多重人格探偵サイコ」の連載時から今でもずっと使っています。
“相棒”を使用したお気に入りページ
お気に入りのページはいっぱいあるのですが、「多重人格探偵サイコ」12巻あたりが自分としてはけっこう「イイ線」が描けていたと思うので、その辺をチェックしてもらえるといいかなと。
アナログ画材の魅力とは?
「紙に線を描く」という行為が好きなので、ずっとアナログでやっています。
田島昭宇(タジマショウウ)
1966年生まれ。代表作は「魍魎戦記MADARA」シリーズや「多重人格探偵サイコ」など。ゲーム「ガレリアンズ」やアニメ「怪童丸」「キル・ビル」のキャラクターデザイン、小説の装画なども多数手がける。スマホアプリゲーム「Fate/Grand Order」のキャラクター・テスカトリポカのキャラクターデザインを担当したことでも話題となった。「多重人格探偵サイコ」の25周年を記念し、8月から順次「【愛蔵版】多重人格探偵サイコ COLLECTION BOX」が発売される予定。