映画「金の国 水の国」神谷浩史がその出来栄えを絶賛「この先何十年も残る映画」
岩本ナオ原作によるアニメ映画「金の国 水の国」の公開記念舞台挨拶が、本日1月28日に東京・丸の内ピカデリー2で開催され、ナランバヤル役の賀来賢人、サーラ役の浜辺美波、渡邉こと乃監督が登壇した。
現在全国の映画館で公開されている「金の国 水の国」。賀来は「やっと公開できた」とコメントし、「全員が納得するまで妥協せずに作りました。映像も音楽もものすごいクオリティの仕上がりになっています」とその出来栄えをアピールする。浜辺も「原作を読んだときに、いち読者としてこの作品を劇場版として観てみたいなと思っていたので、(公開を)心待ちにしていました」と喜びを語った。
また敵国同士のナランバヤルとサーラが、国の未来を守るために“偽りの夫婦”を演じるという設定にちなみ、「“本物の夫婦”であり続けるために大切なことは?」と問いかけられた登壇者たち。賀来は「会話の大切さ」を挙げ、「ナランバヤルとサーラと一緒で、夫婦でも友人でも家族でも、お互いを思いやる気持ちを忘れないことが大事なんじゃないか」と語ると、浜辺も納得の様子で頷いていた。
続いて登壇者陣へのサプライズとして、サラディーン役の神谷浩史、ジャウハラ役の木村昴、ライララ役の沢城みゆきからボイスメッセージが到着。アニメは総合芸術だと語る神谷は「『金の国 水の国』はこの先何十年も残る映画になったと思う」とその出来栄えを称賛し、「この作品は、恋という人間の最小単位で生まれる感情が愛に変わり、やがて国をも動かす物語です。何かを動かすにはまず自分が変化しなくてはなりません。もしこの作品を観て皆さんの心に変化が生まれていたら幸いです」と語る。木村は賀来と浜辺の演技について「おふたりとも声優うますぎる!」と絶賛し、「これから映画をご覧になる皆様、日常生活で“ほわキュン”が足りていない皆様、ぜひともお楽しみください!」と独特の表現で映画の魅力をアピールした。
沢城は自身が演じた謎多き存在・ライララについて「(ライララは)人を思える、想像力がある人なんだろうなと思って。そんなところが(ライララの)淡々とした中ににじんで、音色から伝わったらいいなと思って演じさせていただきました」とコメントする。3人からのメッセージを受け、渡邉監督は「この映画は濃ゆいキャラクターが多いのですが、それに負けず劣らず役者さんたちも個性的な演技をしてくださって、素晴らしいものになりました」と述懐した。
イベント終盤には登壇者からファンへメッセージが贈られる。浜辺は「人の気持ちは伝染すると思っていて。映画のキャラクターたちの優しさや人を思う温かさがお客様に伝わって、それがさらにお知り合いにも伝わって……という輪が広がることを祈っております」、賀来は「不安定な時代だからこそ、こういう優しさに包まれた映画を皆さんにぜひ体感していただきたいなと。そして自分が大切に思っている人と一緒に、もしくは大切な方を思い浮かべながら観ていただいて、優しさの輪を色んな方に広めていただけたら嬉しいです」と伝え、イベントは閉幕した。
アニメーション映画「金の国 水の国」
全国の映画館で公開中
スタッフ
原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
監督:渡邉こと乃
脚本:坪田文
アニメーション制作:マッドハウス
アニメーションスーパーバイザー:増原光幸
製作幹事:日本テレビ放送網
配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
ナランバヤル:賀来賢人
サーラ:浜辺美波
サラディーン:神谷浩史
ライララ:沢城みゆき
ジャウハラ:木村昴
レオポルディーネ:戸田恵子
ピリパッパ:茶風林
オドゥニ:てらそままさき
ラスタバン三世:銀河万丈
(c)岩本ナオ/小学館 (c)2023「金の国 水の国」製作委員会