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マンガ家の“アナログな相棒” 第5回 白浜鴎 | 両用木軸ペン軸SL2011、タチカワの日本字ペン

作画に欠かせない“アナログな相棒”画材について、その魅力をマンガ家自らに語ってもらう本コラム。第5回には「とんがり帽子のアトリエ」などで知られる白浜鴎が登場した。白浜が答える、“相棒”を使う理由から“相棒”がいたからこそ描けた1ページ、アナログ作画ならではの魅力とは?

マンガを作るうえで欠かせない“相棒”

両用木軸ペン軸SL2011(ペン軸)
タチカワ日本字ペン(ペン先)

“相棒”を使い続けている理由

短く、軽く、安価で扱いやすいので
マンガ家デビュー時から使い続けています。
半月状で下半分が真っ平らになっているのも
手の中で転がらずに使いやすいです。
ほかのペンも使いますが、やはり主力はこのペン軸と
いつも使っているペン先(タチカワ日本字ペン)です。

“相棒”を使用したお気に入りページ

カラーイラストもマンガも主線はほぼすべてこのペンで描いてるので
特別にこの作品が……というものは思いつきませんが、
強いて言えばペン画の描画スタイルそのものがそうだと思います。
やっぱり作品の雰囲気に合わせた画風が
世界観に没頭できるかな、と思っているので
今のマンガには今のペン画が一番合っていると感じます。

アナログ画材の魅力とは?

使い慣れている道具は長い時間使用していても疲れにくいので、
それだけでもかなりメリットが大きいです。
絵の中身や描写を考えるほうでいろいろと頭を使うので
手を動かすこと自体は楽にできる画材が一番ですね。

白浜鴎(シラハマカモメ)

東京藝術大学デザイン科を卒業後、フリーのイラストレーター、マンガ家として活動。マーベルコミック、DCコミックなどの表紙も手がける。現在、講談社のWebマンガサイト・モーニング・ツーWEBで「とんがり帽子のアトリエ」を連載しており、単行本は11巻まで発売されている。なお「とんがり帽子のアトリエ」はアニメ化も決定している。