「僕らはみんなマンガで強くなった! 武道・武術×マンガ “最強の浪漫”」と題した特集が、本日11月14日発売の武道雑誌・月刊秘伝2017年12月号(BABジャパン)で組まれている。
本特集では、同誌によるWebサイト・WEB秘伝で行われた読者投票企画「最強マンガ大賞2017」の結果を発表している。板垣恵介「刃牙」シリーズや川原正敏「修羅の門」「修羅の刻」を抑え、大賞を受賞したのは松田隆智原作による藤原芳秀「拳児」。受賞インタビューでは、藤原がスピード感ある描写のための工夫や影響を受けた作品を語っている。
さらに特集では、表紙に三体式で構える「からくりサーカス」の加藤鳴海を描き下ろした藤田和日郎や、板垣恵介「餓狼伝」の原作者である夢枕獏へのインタビューも。後者では作中の竹宮流奥義・虎王の誕生秘話、松尾象山や久我重明といったキャラクターが描かれるにあたっての板垣とのやりとりを確認できる。
このほか日野晃、黒田鉄山、平直行といった武術家・格闘家が原点となったマンガを語る企画や、「最強マンガ大賞2017」に寄せられたコメントも収録する。なおWEB秘伝では、応募者による全365件のコメントを5回に分けて掲載中。目下Part3まで公開済みで、「零式防衛術を果たして武道・武術と呼んでいいのか疑問だが、とにかくよし!(20代・男性)」「今現在だと喧嘩稼業とタフの龍を継ぐ男を愛読中です。(30代・女性)」といったコメントが並ぶ。
なお11月22日、書泉グランデで「最強マンガ大賞2017」授賞式&トークイベントが開催される。このイベントでは藤原によるトークのほか、質問コーナー、サイン会なども予定されている。入場は同店で月刊秘伝12月号を購入時にもらえる参加券が必要。詳細はWEB秘伝で確認を。