美しくも恐ろしい戦争の遺物と、その後始末をする少年「結末の国のアトー」1巻
土藤山夜「結末の国のアトー」1巻が、本日11月26日に発売された。
「結末の国のアトー」は、戦争で滅んだ月ノ国の生き残りの少年・アトーが、自分の国が世界中にバラまいた遺物を片付けて歩く物語。その遺物は「特召物」と呼ばれる兵器で、発動すれば大勢が死ぬ恐ろしい代物だが、人の心につけ込むためにとてもキレイな伝統模様・バンカが施されていた。それが兵器だとは知らず母親の形見として大事にしている少女や、売り物としてショーウインドウに並べている古物商のおじさんなど、「特召物」を持つさまざまな人々とアトーの出会いが描かれる。