芥川龍之介を特集するムック「芥川龍之介 没後九十年 不滅の文豪」が、本日11月9日に河出書房新社の文藝別冊シリーズより刊行された。巻頭では「重版出来!」の松田奈緒子がインタビューに登場している。
芥川の人生を題材にしたマンガ「えへん、龍之介。」を発表するなど、芥川好きとして知られる松田。彼女はインタビューの中で、自身と芥川との出会いやオススメの芥川作品、「えへん、龍之介。」制作時の裏話などを語っている。さらに「松田奈緒子が選ぶ 龍之介アルバム」として、松田がセレクトした芥川の写真も多数掲載された。
そのほか同書には、「先生と僕」「漱石とはずがたり」など夏目漱石をテーマにしたマンガで知られる香日ゆらが、芥川が作家になるまでを描く4コマ「芥川青年、作家への道」を寄稿。また9月に「カラスヤサトシの日本文学紀行」を発売したばかりのカラスヤサトシが描くマンガ「『羅生門』四コマ読み解き」「芥川龍之介 旧居跡を巡る旅」も収録されている。「文豪ストレイドッグス」の原作を務める朝霧カフカは、芥川の短編「おぎん」を紹介するエッセイを寄せた。