コマツシンヤ「午后のあくび」不思議なことがよく起こる、この町の日常は非日常

「午后のあくび」

「8月のソーダ水」「つるまき町 夏時間」のコマツシンヤによる「午后のあくび」が、本日11月9日に亜紀書房より刊行された。

「午后のあくび」はヘンテコなことが頻繁に起こる白玉町を舞台に、そこで暮らすOL・ひび野あわこの生活を見せるショート集。猫に近道を教えてもらうがお礼にうなぎの蒲焼きを要求されて揉めたり、居眠りしている間に読んでいた小説の文字が本から抜け出して内容が変わってしまったり、現実ではありえない出来事が町の日常として住人たちに受け入れられている様を描く。表題作はPHPスペシャル(PHP研究所)に連載されていたもので、単行本には描き下ろし4話とおまけマンガ「Panna&cotta のんびりな一日」も収められている。

なお東京・紀伊國屋書店新宿本店別館のコミック売場では、単行本発売を記念して「午后のあくび」の生原画が期間限定で展示中だ。