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「伊藤潤二『マニアック』」配信は来年1月、追加タイトルとキャストも解禁

伊藤潤二原作によるアニメ「伊藤潤二『マニアック』」の配信開始日、追加制作タイトルおよびそのキャストが発表された。

「伊藤潤二『マニアック』」は「狂気」「狂人」をコンセプトに、「首吊り気球」や「富江」「双一」シリーズなどから選りすぐりの20タイトルを集めたアニメ作品。2023年1月19日よりNetflixで全世界独占配信されることが決定した。追加制作タイトルは「富江・写真」「四重壁の部屋」「侵入者」の3つ。「富江・写真」の富江は末柄里恵、泉沢月子は花守ゆみり、山崎は八代拓、太地は杉田智和、木股は吉野裕行、「四重壁の部屋」の双一は三ツ矢雄二、公一は細谷佳正、さゆりは斉藤佑圭、互須は青山穣、「侵入者」の押切は下野紘が演じる。また既報の制作タイトル「首吊り気球」で、森中和子を杉山里穂、白石晋也を岸尾だいすけ、藤野輝美を野水伊織が務めることも明らかに。キャストからはそれぞれコメントが到着した。

末柄里恵(富江役)コメント

演じることが決まって

伊藤潤二「コレクション」にて富江さんを演じさせて頂き、また今回も続投させて頂けて嬉しく思いました。そしてまたあの世界に行けるのだと喜び半分不安半分でした。3度目の富江シリーズ。富江さんの魅力を私はより膨らませられるのかと。皆さんにもご確認頂けたら嬉しいです。

演じるキャラクターの魅力

皆さんももう重々存じ上げていらっしゃるかと思いますが、思わず惹きつけられてしまう容姿であったり空気感であったりが強いのかなと。そしていつも自信に満ち溢れているところも素敵で。憧れます。ただ彼女は孤独にも感じます。その孤高の孤独さやミステリアスさも魅力なのでしょうね。

アニメを楽しみにしている人へ

伊藤潤二「コレクション」から早4年。今回もどんな伊藤さんの世界が皆さんのもとに届けられるのか。ぜひ配信まで予想を楽しみながらお待ち頂けると嬉しいです。

花守ゆみり(泉沢月子役)コメント

演じることが決まって

もう震えました……!
実は小学生の時に、初めて先生の作品を読ませていただきまして、
読んだ時の衝撃から暫く、寝る時に布団から顔や足を外に出せなくなるほどでした……。まさか大人になってからこんな形で再会できるなんて驚きですし、光栄です!

演じるキャラクターの魅力

月子は良いところも悪いところも含めて、等身大の少女です。
少しずるいところも、恋をする姿も、嫉妬して嫌味なことを言ってしまうところも、全てが彼女の魅力だと思います。そしてそんな月子の平凡な魅力を遥かに凌駕する魔性の富江が最高なんです..……!

アニメを楽しみにしている人へ

今回のアニメシリーズでも、富江の魔性の魅力は健在ですよ!
月子が普通の女の子だからこそ、富江の異常さや魔性の美しさがより際立って見えると思います。台本を読んでいる時、何度背後を振り返ったことか…ぞわぞわ這い上がる伊藤潤二先生の恐怖に魅せられていってください。

八代拓(山崎役)コメント

演じることが決まって

こういったジャンルの作品に出させていただくのは初めてだったので、とても嬉しかったです。不条理で不気味なことが起こる中、それぞれのキャラクターがどのようにリアクションしていくのか、そしてどのように演じるのかを考えるのが本当に楽しかったです。

演じるキャラクターの魅力

山崎は自分に自信があるキャラクターです。そこも魅力だとは思いますが、そんな彼が富江さんの存在によってどうなってしまうのか。そこもストーリーにおける魅力かなと思います。

アニメを楽しみにしている人へ

恐怖への興味を存分に満たしていただければと思っています。不気味に変化していく人間模様は、こういったジャンルならではだと感じました。是非楽しみにしていていただけると嬉しいです。

杉田智和(太地役)コメント

演じることが決まって

再びあの世界に呼ばれた感じがして震えました。その震えがどのようなものか……思い出そうにも思い出せません。

演じるキャラクターの魅力

自分のキャラよりも別の、尊敬するあの人を立てたい。それだけです。

アニメを楽しみにしている人へ

楽しみにしている……?
不特定多数に向けてかける言葉を考えようにも、黒い何かが霧のように脳内にかかって、特にありません、と暫定的に答えるだけです。

吉野裕行(木股役)コメント

演じることが決まって

おぉぉぉーまたやるんだーーー? えーーーー今回も出演できるんだーー!?
って素直に嬉しかったです。

演じるキャラクターの魅力

見た目からとんでもないキャラクターではない方のケースでした。
自分の行動に疑問は抱かず、いいように使われてるんですけどねぇ。。。ピュアーー!!!

アニメを楽しみにしている人へ

大好きで大好きでたまらないあなたも。怖いもの見たさで指の隙間からチラ見したいあなたも。
アニメでもその欲求を満たせます! よね!? お楽しみに!!

三ツ矢雄二(双一役)コメント

演じることが決まって

大好きなキャラクターなので、また演じることが出来ると聞いてうれしく思いました。薄気味悪いキャラクターですが、ちょっと間抜けでトンマなところが可愛い。見ている人に、最終的に好感を持って貰えたら幸せです。

演じるキャラクターの魅力

嫌われ者の問題児ですが、どっか抜けてるところがあって、人間の滑稽な部分を内包している様に感じています。思い込みが激しく、かなり変質狂的な部分もある変わり者ですが、最後は愛すべきキャラクターなのではと思っています。

アニメを楽しみにしている人へ

「マニアック」は本当にマニアックな作品集です。他に類を見ない作品集なのではないでしょうか。そんな特異な作品に関われて、幸せを感じています。とにかく伊藤潤二ワールドは、ホラーだけとは思わせない、いろいろな要素が含まれた作品ばかりです。ちょっと襟を正して見たくなるような、そんなアニメです。ぜひ楽しんで見て下さい。

細谷佳正(公一役)コメント

演じることが決まって

伊藤潤二「コレクション」を経験してからの事だったので、
再び双一の物語が世の中に発信される事を意外に感じました。
伊藤潤二「マニアック」はNetflixでの配信なので、
より多くの視聴者があの作品の世界観に触れる事になるので、
世界からどんな感想が発信されるのか興味があります。

演じるキャラクターの魅力

公一の魅力は、いつも何かしらで怒ってイライラしているところです。
物語の中では、双一に振り回される事で、より一層イライラして
怒り狂っていくので、その様子はコメディ的な雰囲気があって
みていて楽しいと思います。

不気味な世界観が魅力の本作の中で、
視聴者に対してポジティブでコミカルな雰囲気を伝える、
明るい存在感が魅力です。

アニメを楽しみにしている人へ

いわゆる日本の「昭和」の空気を色濃く残した世界観は、
平成以降の世代にも面白く映ると思います。
そして、海外の視聴者はこの古き良き日本のホラーを
どう感じるのだろうか?とても興味深いです。楽しみにしています。

斉藤佑圭(さゆり役)コメント

演じることが決まって

怖い怖いと思っていると来るもので(笑)。
伊藤潤二先生の描く、あの奇妙で不気味な世界観の中でまた家族たちに会える喜びをひしひしと感じております。
前回のシリーズではいろんな役をやらせていただいたので、今回も個性豊かなキャラクターたちに出会えるのを楽しみにしています。

演じるキャラクターの魅力

双一があんな感じなので(笑)、さゆりはとにかく普通の女の子です。このシリーズはよく監督からのダメ出しで「もっと可愛くなく!もっとブスで!」と言われることが多いので、可愛くなりすぎないように程よく演じています(笑)。
あとはなんと言っても三ツ矢さんのお姉さん役というだけでとても魅力的ですね!

アニメを楽しみにしている人へ

今回もまさに伊藤潤二先生ワールド!といった感じで、怖いけれどもう一度見返したくなるようなとても魅力的な作品になっていると思います。
私自身、怖いのはかなり苦手なのですが(笑)、いち視聴者としてもドキドキしながら楽しみたいと思います。是非、部屋の電気を消して、ヘッドフォンをつけながら臨場感たっぷりでご覧ください!

青山穣(互須役)コメント

演じることが決まって

先日、部屋の片づけをしていたら、昔買ったホラー漫画のアンソロジー集がぞろりと出てきました。並み居る巨匠たちの中でも、伊藤潤二先生の作品は、ひときわ妖しい異彩を放っており、拾い読みをしながらクスリと笑っていたのですが、まさにその最中にこの仕事の話が舞い込んで来て、しばしその場に立ち尽くしました。あれにはなんとも知れない不思議なご縁を感じましたね。

演じるキャラクターの魅力

伊藤先生の作品には「マクベス」と「真夏の夜の夢」を同時にやらなくてはならないような複雑さがあります。薄汚れていながら、ひときわ輝いている、ふざけているようだが、とことん真面目である。コメディがかったパニック・サメ映画のような感覚というのでしょうか。互須や他のキャラクターたちが宿命的に持っている、そんな二面性の深淵を大らかに楽しんでいただけたらありがたいですね。

アニメを楽しみにしている人へ

昔、地元の小さな本屋の片隅に、恐怖漫画ばかりが並べてある一角がありました。まだ小学生だった私は、それらの本の背表紙をちらりと見るだけで、恐ろしさのあまりゾクゾクしたものです。今はもうその周辺には大きなスーパーが建ち並び、本屋があったことを知る人も少なくなりました。
伊藤潤二先生のアニメが完成したら、おぼろに浮かんだ霧の中から、きっとまたあの本屋が現れて、そこではあの頃恐ろしくて恐怖漫画を見ることが出来なかった私のような子供たちが集まっていて、みんなでこのアニメを観ていてくれるような、そんな気がしてなりませんね。

下野紘(押切役)コメント

演じることが決まって

今回演じた、押切というキャラクターは元々、「伊藤潤二『コレクション』」でも演じていたキャラクターなので、また改めて演じられて、嬉しかったです!ホラー作品なのに、時としてどこかコミカルな一面のある伊藤潤二ワールドを、再び楽しみたいと思います。

演じるキャラクターの魅力

押切は、異世界と繋がる大きな洋館に一人で住んでいるためか、あまり人との関わりを持とうとはせず、皮肉めいたことを言ってしまうキャラクターです。本当は友達がほしいけど、自分のせいで誰かを怪異に巻き込んではいけないと、つい卑屈になってしまう優しい子なんじゃないかなって思います!

アニメを楽しみにしている人へ

「コレクション」とは違ったエピソードでお届けする伊藤潤二「マニアック」。以前とはまた違った雰囲気、展開の押切くんのエピソードを楽しんでいただきつつ、ただ怖いだけではない、伊藤潤二ワールドを是非ともたくさんの方に楽しんでいただきたいです!よろしくお願いします!

杉山里穂(森中和子役)コメント

演じることが決まって

怖い話が大好きなので、伊藤潤二先生の作品に参加できることがとにかく嬉しかったです。しかもあの「首吊り気球」の和子を演じさせて頂けるなんて、とても光栄です。ゾクゾクしながら演じさせていただきました。

演じるキャラクターの魅力

どう足掻いても逃れられない「首吊り気球」の恐怖に周りの人から段々と襲われていく和子は、嘘であってほしい、そんなのあり得えないと抗い続けているところが魅力だと思います。絶望に追い込まれていく和子が大好きです。

アニメを楽しみにしている人へ

伊藤潤二先生の恐ろしい世界が漫画だけではなくアニメでも堪能できることに、私自身とてもドキドキしております。
和子と共に「首吊り気球」の世界で必死に生き、そしてもがいていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

岸尾だいすけ(白石晋也役)コメント

演じることが決まって

以前にも「ファッションモデル」というお話で伊藤潤二作品に関わらせて頂いたのですが、
今回も参加出来て、とても嬉しく思います。
前回も今回も普通の人間でしたので次こそは人ならざるヤヴァイ役を演じたいです!

演じるキャラクターの魅力

恋人に対して一途なところではないでしょうか?
ある意味、白石くん的にはハッピーエンドだったと思うので今後も幸せでいて欲しいものです。

アニメを楽しみにしている人へ

今回も恐ろしく、そして素敵な作品が揃っています!!
全部まとめて隅から隅まで楽しんで下さい!!

野水伊織(藤野輝美役)コメント

演じることが決まって

幼少期よりホラー漫画が大好きで、今でも絶版本などをサルベージするのが趣味なのですが、「月刊ハロウィン」で潤二先生の作品に出会ってからずっとファンです。「道のない街」と「サイレンの村」のあの異様な雰囲気に圧倒された記憶は強く残っていて、今でも何度も読み返す大好きな作品です。
そんな作品たちをアニメで観られるだけでもいい時代が来たなぁと思っていたのですが、こうしてまさか自分が関われる日が来るなんて……生きてて良かったと、心から思っています。
気合いを入れて、アフレコにも富江のコラボ服を着て臨みました。

演じるキャラクターの魅力

私が演じる藤野さんは、「首吊り気球」の中ではキーになる女性だと思います。
華やかで美しくて、でも意外な形で皆さんの前に顔を見せてくれることになると思います。
彼女の優雅な雰囲気、そしてどういう形で登場するのかを併せて楽しみにしていてください。

アニメを楽しみにしている人へ

「首吊り気球」は、去年「似ている」と話題になったアートプロジェクトで知った方も多いかもれませんね。
ぜひ、動く気球たちのおどろおどろしさにゾッと肝を冷やしてください!
そして「富江」シリーズ、「双一」シリーズはファンならずとも知っている方が多いかと思いますが、“マニアック”というからには、“コレクション”以上に濃い作品がアニメ化されるのかな?とワクワクしております。
配信は来年(2023年)ですが、一緒に期待を膨らませて待ちましょう!

Netflixシリーズ「伊藤潤二『マニアック』」

2023年1月19日よりNetflixにて全世界独占配信

スタッフ

原作:伊藤潤二「伊藤潤二傑作集」「魔の断片」「伊藤潤二研究 ホラーの深淵から」朝日新聞出版刊
監督・キャラクターデザイン:田頭しのぶ
脚本:澤田薫
制作スタジオ:スタジオディーン
音響監督:郷田ほづみ
音楽:林ゆうき

キャスト

「首吊り気球」

森中和子:杉山里穂
白石晋也:岸尾だいすけ
藤野輝美:野水伊織

「富江・写真」

富江:末柄里恵
泉沢月子:花守ゆみり
山崎:八代拓
太地:杉田智和
木股:吉野裕行

「四重壁の部屋」

双一:三ツ矢雄二
公一:細谷佳正
さゆり:斉藤佑圭
互須:青山穣

「侵入者」

押切:下野紘

(c)ジェイアイ/朝日新聞出版・伊藤潤二『マニアック』製作委員会