虚淵玄「アイゼンフリューゲル」劇場アニメ化!水島精二、武内崇、梶浦由記ら参加
虚淵玄の小説「アイゼンフリューゲル」の劇場アニメ化が決定した。
2009年に刊行された「アイゼンフリューゲル」は、大空が巨大な翼を備えた龍のものであった時代を舞台にしたファンタジー。数年前に隣国と交わした戦火の記憶も生々しいシルヴァーナ共和国では、龍たちから空の覇権を奪い取ろうと、その速さに挑戦する者たちがいた。そんな中、類まれな操縦能力を持つパイロットのカール・シュニッツは、世界初のジェットエンジン搭載型航空機・ブリッツフォーゲルを駆り、龍・帝凰龍(カイザードラッヘ)を超える速度で飛翔するという、前人未踏の領域に挑戦する。
総監督は水島精二、監督を小松田大全が務め、制作はA-1 Picturesが担当。さらにキャラクターデザインには武内崇、音楽には梶浦由記が名を連ねた。アニメ化の発表と併せて解禁されたティザーPVには、広大な空に描かれる「航空機と龍」、そして梶浦による劇伴とともにキャラクターたちの表情が映し出された。
虚淵玄(ニトロプラス)コメント
昔昔あるところにニトロプラスというエロゲ屋がありました。
そこにひょっこり劇場アニメ企画のオファーが転がり込んできたので、
脚本家は異世界で龍とジェット航空機が性能比べをする企画書を出しました。
すると社長は言いました「これ1クールアニメの構成案に組み直して」
慌てた脚本家は内容を盛りました。
しかし企画の進捗は音沙汰がなくなり誰もが忘れてしまいました。
それからしばらくして、ガガガ文庫と縁のできた脚本家は
「あっそういえばお蔵入りしてたアレを」と思い立ち、
埃を被っていた構成案を上下巻の小説に仕立て直しました。
それからまたしばらくして、アニプレックスが
「これ映画化しませんか?」とオファーしてきてくれました。
こうしてアイゼンフリューゲルは20年近い時を経て
とうとう本当に劇場アニメになりましたとさ。
めでたしめでたし
劇場アニメ「アイゼンフリューゲル」
スタッフ
原作:虚淵玄(ニトロプラス)「アイゼンフリューゲル」(小学館「ガガガ文庫」刊)
総監督:水島精二
監督:小松田大全
キャラクター原案:武内崇(TYPE-MOON)
脚本:菅原雪絵・水島精二
キャラクターデザイン:佐々木啓悟
メカニックデザイン:海老川兼武・柳瀬敬之・片貝文洋
ドラゴンデザイン:吉川達哉
美術:草薙
設定考証:白土晴一
音楽:梶浦由記
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
(c)虚淵玄/小学館/「アイゼンフリューゲル」製作委員会