美味いメシ屋の店主の言葉が類を見ない薄っぺらさ「飯を喰らひて華と告ぐ」1巻

「飯を喰らひて華と告ぐ」1巻

足立和平「飯を喰らひて華と告ぐ」1巻が、本日8月29日に発売された。

「飯を喰らひて華と告ぐ」は、町の裏路地にひっそりと建つ料理屋“一香軒”を訪れる客と店主のやり取りを描いたグルメ人情ドラマ。第1話では、忙しそうに電話をかけながら店に入ってきたサラリーマンがチャーハンを注文し、そんな彼に店主が「美(うま)きものにて事を成す」と謎の格言を贈る。出てきたチャーハンはとても美味いが、いいこと言ってる風で的外れな店主のアドバイスは意味不明で、サラリーマンは困惑せずにはいられない。そのほかにも、夫と行くはずだった旅行がキャンセルになってしまい落ち込む主婦、言葉が足らず物言いがキツくなってしまうことを自分で気にしている老人、失恋したギャルなど、さまざまな事情を抱えた人々が店を訪れ、店主から美味い料理と謎のアドバイスをもらう。同作はヤングアニマル(白泉社)で連載中。