アニメ「ベルセルク 黄金時代篇」10月に放送、「夢のかがり火」のシーンなど新規カットも
三浦建太郎原作によるアニメ「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」が、10月よりTOKYO MXほかにて放送開始。メインビジュアル、楽曲情報が公開された。
2012年から2013年にかけて劇場上映された3部作「ベルセルク 黄金時代篇 I 覇王の卵」「ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略」「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」を再編集した「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」。2012年の劇場公開時にはなかった原作の「夢のかがり火」のシーンなどが、劇場版同様に恩田尚之総作画監督のもと新規カットとして追加されるほか、既存カットにも手を加え、リマスターとしてバージョンアップしている。
今回公開されたメインビジュアルは恩田による描き下ろし。またエンディングテーマは中島美嘉「Wish」に決定した。さらに平沢進、鷺巣詩郎による新たな楽曲提供も決まった。併せてガッツ役・岩永洋昭のコメント動画、佐野雄太監督、中島、平沢、鷺巣からのコメントも到着した。
佐野雄太監督コメント
劇場版ベルセルクは私もCGIスタッフとして参加しており大変思い入れが強い作品です。戦闘シーンを作っている時に三浦先生がいらして「おー、動いてる!」と声を掛けてくれたことを覚えています。今回はその劇場版を編集したメモリアル・エディション。劇場版の魅力を保つことに配慮しつつ、追加シーンや修正を加えて原作の濃厚な人物描写をさらに深く表現することを目指しました。この作品を通して多くの方々にベルセルクの魅力を伝えられればと思っています。
中島美嘉コメント
今回、沢山のファンの皆さまに愛される「ベルセルク」のエンディング楽曲を担当させていただけることをとても光栄に思います。ベルセルクを読んだ時、歌詞に散りばめたい詞がいくつか浮かんできて、楽しみながら楽曲ストーリーを紡ぐことができました。アニメと共に楽しんでいただけたら嬉しいです。
平沢進コメント
あれから10年。主題歌制作をめぐる異質な経験の記憶はその経年にも衰えず永遠の今のように息づいている。極秘施設のような場所でのミックス。鷺巣さんとの出会い。名も知らぬ大勢の若き現場スタッフの方々が放つ覇気と困憊のオーラ。それら鮮烈な体験は全て三浦建太郎が振るう僅かコンマ数ミリのペン先から生じた現実の中にあるという驚異の前で、この粛然たる身構えに賜った新しい劇中曲を謹んでここに献上いたします。
鷺巣詩郎コメント
10年を経て新たによみがえるべく映像表現に、作曲家としての加筆は必須。
創造主を失う悲劇は起こった……だからこそ、創造は前進させなくてはならない。
「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」
2022年10月よりTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11にて放送開始
スタッフ
原作:三浦建太郎
メモリアル・エディション監督:佐野雄太
劇場版監督:窪岡俊之
脚本 / メモリアル・エディション脚本総監修:大河内一楼
キャラクターデザイン / 総作画監督:恩田尚之
アニメーションディレクター:岩瀧智
美術監督:中村豪希、竹田悠介、新林希文
動画検査:梶谷睦子、加来由加里
色彩設計:成毛久美子
CGI監督:草木孝幸、廣田裕介、斉藤亜規子、今中千亜季
編集:重村建吾
音響デザイン:笠松広司
音楽:鷺巣詩郎
オープニングテーマ:平沢進「Aria」(テスラカイト)
エンディングテーマ:中島美嘉「Wish」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
アニメーション制作:STUDIO4℃
キャスト
ガッツ:岩永洋昭
グリフィス:櫻井孝宏
キャスカ:行成とあ
ジュドー:梶裕貴
リッケルト:寿美菜子
ピピン:藤原貴弘
コルカス:松本ヨシロウ
ガストン:矢尾一樹
バズーソ:ケンドーコバヤシ
(c)三浦建太郎・スタジオ我画/白泉社
(c)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社 /BERSERK FILM PARTNERS