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「エヴァ大博覧会」明日ヒカリエで開幕、初号機仕様のスーパーカーなど4000点集結

「エヴァンゲリオン」シリーズの展覧会「EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァ大博覧会―」が、明日7月15日に東京・ヒカリエホールで開催。本日7月14日にプレスレビューが行われた。

同展ではこれまで「エヴァ」のカルチャーを形作ってきた“モノ”と“コト”にスポットを当て、フィギュア、アパレル、伝統工芸品、モータースポーツなど、作品世界を飛び出して展開されてきた「エヴァ」のプロダクトの数々を展示。プレスレビューではゲストとして「エヴァンゲリオン」シリーズなどの著作権管理を行うグラウンドワークス・神村靖宏社長、エヴァインフォ公式レポーター・野呂陽菜が登場し、展示物の解説を行った。

神村社長は展示解説に先立ち、「TVシリーズが放送されてから今年で27年。TVから新劇場版まで、少し間が空きましたが、各ライセンシー様のおかげで人気を維持することができたと思っております」と感謝。続けてイベントの見どころについて「ファッションもあれば、パチンコもある。UFOキャッチャーもあればスーパーカーもある。そんなバリエーションの広さを見ていただければ。展示物は4000点とお伝えしておりますが、これはお見せしたいもののごくごく一部です。来場者の方にとって懐かしいものや、もしかしたらこれまで見たことがなかったものもあるかと思いますので、それぞれの楽しみ方を見付けていただきたいですね」とコメントした。

会場に足を踏み入れると、エヴァンゲリオン初号機の頭部を中央に配置した、大がかりなプロジェクションマッピングが登場。そこから、「エヴァンゲリオン」シリーズのフィギュア、プライズが集結したコーナーに続く。壁一面に展示されたフィギュアについて、神村社長は、「ある時期の『ワンダーフェスティバル』では、展示物がエヴァばっかりということもありました。またメーカーさんも最先端技術を用いて制作してくださっているので、箱から出して組み立てるだけで、完成に近いような着色をしている商品も出てきているんだ、などこの展示を追うことで、プラモデルの進化の歴史を辿れるようにもなっていると思います」と解説。このコーナーでは、暴走状態の初号機を立体化した巨大で精巧な立像や、中に景品が展示されたUFOキャッチャーのマシンが存在感を放っていた。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのタイアップで生まれたレーシングチーム・エヴァンゲリオンレーシングのコーナーでは、レースクイーンたちの初代衣装や、初号機をイメージしたラッピングバイクが展示された。同チームのレースクイーンも務めていた野呂は、衣装を「それぞれのキャラクターのコスプレではなく、シンジたちのプラグスーツをレースクイーンっぽい衣装に落とし込んでいるところが、画期的」と称賛。隣のコーナーでは、「エヴァンゲリオン」シリーズとコラボしたパチンコ台の機種がずらりと並んだ。神村社長は「パチンコを打つ方々に作品が浸透する機会としてすごく大きかったですね。エヴァンゲリオンの暴走状態と、パチンコの大当たりの演出が非常にシンクロしていてよかったというお話も聞いています」と振り返る。

このほか、初号機をかたどった前ねぶた、刀匠によるロンギヌスの槍、物語の舞台となる第3新東京市が位置する神奈川・箱根とのコラボをまとめたコーナーなどが続く。「エヴァンゲリオン」シリーズのファッションアイテムを集めたコーナーでは、Tシャツやスカジャン、ワンピースなど厳選されたアイテムを会場の床から天井まで並べる展示が目を引いた。神村社長は「アパレルアイテムは特に選定に困りました。デザインバリエーションが本当に豊富で、中には私たちも『その発想はなかった』と思わせるものもあります」と語る。

会場最奥には、神村社長が今回最大の展示物と語る、光岡自動車とコラボし初号機仕様になったスーパーカー・オロチが鎮座。神村社長によると、過去行われたキャンペーンにて1台限定で抽選販売され、山下いくとが車体のデザイン担当したものだという。神村社長は「オーナーさんのご厚意で展示させていただいております。現物を見られる稀有な機会だと思います」とアピールした。

「EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァ大博覧会―」は8月26日まで開催され、会場限定のグッズや初号機と使徒をイメージしたソフトクリームも販売。今年の冬には大阪・阪神梅田本店でも行われるほか、各地での巡回展も予定されている。

「EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァ大博覧会―」

会期:2022年7月15日(金)~8月26日(金)
時間:11:00~20:00(※8月26日のみ17:00閉場)
会場:東京都 渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール
入場料:一般・学生 2000円、中高生 1500円、小学生 500円
主催:朝日新聞社、ムービック
特別協力:カラー、グラウンドワークス