カレンダーを見ると「○○の日」と書いてあり、その日が何かの記念日になっていると気が付くことがあります。何かの日だと知るだけで、ちょっと今日が特別に感じて何かしたくなるもの。そんなときは、記念日に関係したマンガを読んでみるのはどうでしょう。本日7月14日は「ひまわりの日」にちなんだマンガを紹介します。太陽の光をいっぱい浴びて元気いっぱい咲くひまわりのように、マンガから力をもらって暑い夏を乗り切りましょう。
文・構成 / コミックナタリー編集部
あずまきよひこ「よつばと!」(KADOKAWA)
三角帽子でひまわり持って、これがよつばの「つくつくぼうし」
とっても元気な5歳の女の子・小岩井よつばの成長を、にぎやかな毎日の出来事とともに描く「よつばと!」。じーじーと蝉が鳴く真夏によつばが町へ引っ越してくる場面から始まる同作は、1巻のカバーも夏らしく、大量のひまわりをよつばが抱えるイラストになっている。また4巻では夢で見た「つくつくぼうし」のマネをしたいよつばが、地面からひまわりを引っこ抜き魔法のステッキのように掲げる場面も。どうして「つくつくぼうし」のマネでひまわりを持つのかがわからない人は、マンガを読んでチェック!
臼井儀人「クレヨンしんちゃん」(双葉社)
しんちゃんの妹・ひまわりのマンガ初登場は?
ひまわりにちなんだマンガといえば、しんちゃんの妹・ひまわりが登場する「クレヨンしんちゃん」も外せないひまわりマンガ。現在でこそ野原家の一員としていなくてはならない存在だが、ひまわりは最初から「クレヨンしんちゃん」に存在していたわけではない。マンガでの初登場は単行本16巻で、同巻には出産回やみさえの妊娠中を描いたエピソードが収録。妹の心配をするしんちゃんが幼稚園に行くのを嫌がる話なども収められており、しんちゃんが兄になっていく過程もこの巻から見ることができるゾ。
谷川史子「谷川史子傑作選 きみのことすきなんだ」(集英社)
夏の草原に、ひまわりの黄色。この風景を文庫本に閉じ込めて
「花いちもんめ」「早春に降る雪」「きみのことすきなんだ」「乙女のテーマ」「騎士のマーチ」「緑の頃わたしたちは」という、初期作品6本を収録する文庫本「谷川史子傑作選 きみのことすきなんだ」。ひまわりを手に持った男子が草原で微笑むこのカバーイラストは表題作「きみのことすきなんだ」の扉にも使用されていたものだが、実はりぼんマスコットコミックス「きみのことすきなんだ」では、同イラストはモノクロ収録になっていた。各作品が収録された単行本を持っている人もコレクターズアイテムとして文庫は必携。巻末に掲載された「トライガン」「血界戦線」の内藤泰弘による解説も読み応えがある。
「谷川史子傑作選 きみのことすきなんだ」書誌情報 – 集英社