記憶喪失の少年が妻と見知らぬ家に帰る、ハルミチヒロ読み切りなど楽園39号に

ハルミチヒロ「カノン」カット

楽園 Le Paradis [ル パラディ]39号(白泉社)が、本日6月30日に発売された。購入特典としてメロンブックスでは幾花にいろ描き下ろしのミニ色紙風カード、COMIC ZINではシギサワカヤのイラストを使用したカードを配布。そのほか協力店を中心とした全国書店で配布される共通イラストカードは、中村明日美子が描き下ろした。

また楽園39号には、読み切りも多数掲載。ハルミチヒロ「カノン」では、病院で目覚めると記憶が失われていた少年が、妻を名乗る女性と見覚えのない家へと帰り生活する姿を描く。竹田昼「夜には帰る」は、溺れて死んだ“本の関係者”たちが集まる船を舞台にした物語だ。平方イコルスンは、男子からの告白を断ろうとする女子とそれに待ったをかける女子のやり取りを描いた「愛の蛇口」を披露。panpanya「商店街のあゆみ」は、昨日まで別の場所にあった商店街が自分の家の目の前まで伸びてきたことから始まる短編になっている。

楽園40号は10月31日に発売予定。Web増刊に掲載されている、あさりよしとお「超音速の魔女」、三島芳治「衒学始終相談」の新作が特別掲載される。