映画「アンパンマン」中尾隆聖「今回のばいきんまんは強いです」と見どころ語る
映画「それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル」の公開記念舞台挨拶が、本日6月25日に東京・新宿バルト9にて開催された。
昨日6月24日に全国上映が始まった「それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル」。あらゆるものに変身できるオバケたちの街で開催されるお祭り・バケールカーニバルを舞台に、アンパンマンたちと変身が苦手なオバケの男の子・ドロリンが、ばいきんまんからお祭りを守ろうと奮闘していく姿が描かれる。イベントにはキャストの戸田恵子、中尾隆聖、北川景子、ジャングルポケットが登壇した。
アンパンマンとばいきんまんが登場したのち、観客の大きな拍手に包まれてキャスト陣が入場。映画の公開を迎えた気持ちを聞かれた戸田は「ここ数年はコロナ禍ということもあって、舞台挨拶もできずにおりまして。ようやく皆さんにお会いできて本当にうれしいです」と話し、会場の子供たちに向けても「早く観たいですよね。ちょっと我慢してください」と笑いながら語りかけた。続いて中尾が挨拶。「ハーヒフヘホー!」とばいきんまんを演じ場を沸かせ、舞台挨拶に集まってくれたことへの感謝を述べた。
ドロリン役を演じた北川も「アンパンマンファミリーの一員になることができて、本当に本当にうれしいです」と喜びを明かす。続くジャングルポケットの挨拶では、オバケタウンの町長役の斉藤慎二が「ハヒフヘホッ……」と中尾を真似する場面も。町長の“側近b”を演じる太田博久が「全然違うよ、本物の後でよくできるな!」とすかさずツッコみ、観客の笑いを誘った。
続いて映画の見どころを聞かれると、戸田は北川の演技のうまさに言及しつつ「恵子ちゃんの演じてくれたドロリンとアンパンマンが肩を寄せ合って、しんみりといろんな話をするシーンがあるんですね。悩んでいるドロリンに向かって自分の過去の生い立ちみたいなことを話すところはとても心に残るシーンとなりました」と話す。中尾も「今回のばいきんまんは強いです」「いつもと違うバイキンマンが見れるんじゃないかなと思うので、楽しみにしていてください」と語った。
7月7日の七夕が近いということで、事前に短冊を作成してきたというキャスト陣。どんな願い事を書いたのか聞かれると、戸田は「一番目は今回の映画をたくさんの人に観てもらえますように。二番目はお金がたくさん入りますように(笑)」と冗談めかす。中尾が自身の願い事を「毎日笑顔で過ごせますように」と明かすと、すかさず戸田が「二番目は?」と問いかけ。中尾は「お金がいっぱい(笑)」と冗談に乗り、観客に笑顔をもたらした。北川は「家族とクワガタが健康に過ごせますように」と回答。「今年からニジイロクワガタが4匹家にきたので、これから交配させたりとか、いろいろ楽しみなことがたくさんあります」と話した。太田は「『ドロリンとバケ~るカーニバル』の実写化」を掲げ、「実写化の際には北川さんに真っ白になってもらって……」と意気込みを語った。
アンパンマンとばいきんまんによるサンサン体操ののち、戸田から観客に向けたメッセージが。「アンパンマンはこの映画で33作目。うまくいけば100作ぐらいできるんじゃないかなと思っているんですね。皆さんと継いでいって、1作でも多くお届けできればなというふうに思います」「やなせ先生は『人生は悦ばせごっこ』という言葉を残して、天国にお引越しされました。その精神をアンパンマンに乗せて、これからもお届けしていきたいと思います。どうぞこれからも応援よろしくお願いします。そして映画今日観て楽しかったらまたお友達を誘って、2回でも3回でも10回でも100回でも観ていただきたいと思います」と締めくくり、イベントは閉幕した。
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