孤独な老人と少女の静かな友情描くカシワイ「風街のふたり」1巻、東京と京都で展示も

「風街のふたり」1巻

カシワイ「風街のふたり」の1巻が、本日6月23日に発売された。

「風街のふたり」は孤独な絵描きの老人と、友達のいない少女を軸に展開する物語。古く少し変わった見た目の家に住む老人はいつも1人きりで絵を描いて暮らしていたが、ある日ひょんなきっかけで1人の少女と出会う。初めて会った日から少女はたびたび老人の家を訪れ、2人は少しずつ言葉を交わすように。少女との語らいを通じて、老人の脳裏には過去の思い出が静かに蘇ってきて……。風吹く丘の街を舞台に、世界に馴染めない少女と老人がゆっくりと友情を育む様子が描かれる。「107号室通信」でデビューし、イラストレーターとしても活躍するカシワイがオールカラーでつづる。

1巻発売を記念し、カシワイの展示会を東京と京都で実施。6月27日までは京都・恵文社一乗寺店のギャラリーアンフェール、7月6日から19日までは東京・青山ブックセンターで行われる。「風街のふたり」から抜き出したマンガのコマが壁一面に飾られ、気に入ったコマは持ち帰ることが可能。会場では線画の展示も行われるほか、サイン本や限定グッズも販売する。