映画「バブル」小畑健によるアンダーテイカーのリーダーの原案を公開

小畑健によるアンダーテイカーのリーダーのキャラクターデザイン原案。

アニメ映画「バブル」に登場するアンダーテイカーのリーダーの、小畑健によるキャラクターデザイン原案が公開された。

公開中の「バブル」は泡(バブル)によって重力が壊れてしまった東京を舞台に、パルクールプレイヤー・ヒビキと不思議な力を持つ少女・ウタを描くラブストーリー。アンダーテイカーのリーダーは“バトルクール”でヒビキたちと戦うキャラクターで、バトルに特化した高性能ブーツなどを駆使する。

小畑は監督を荒木哲郎、脚本を虚淵玄が担当すると決まった際、キャラクターのデザイナーには相当な力がいるという考えのもと「バブル」への参加を打診されたとのこと。荒木監督は「あまりにも自然というか、ほかの人を検討すらしなかった。小畑さんが引き受けてくれるならそれが一番いい」と語っている。

また総作画監督を務める門脇聡は小畑の絵をアニメで再現するにあたって情報量の増減に気を配り、引きの絵では「バクマン。」のように細身のシルエットでキャラクターを描き、近くに寄ったときには「プラチナエンド」のような情報量の多い作画にしたという。「『バブル』という作品にとって一番いい、小畑先生のテイストを入れられたんじゃないかと思います」と話しており、ウタの作画については「最初の小畑先生のキャラ原案ではちょうど前髪に眉毛が隠れているように設計されていますが、これは何を考えているのかわからない、というキャラ付けにもつながります」「しかし実際にアニメで動かしてみると、もう少し表情が見えたほうがいいのではという話も出て、途中から方向転換して眉を付けたりしました」と明かした。

(c)2022 「バブル」製作委員会