WIT STUDIOの創立10周年記念展、「SPY×FAMILY」アーニャの表情が壁一面に
WIT STUDIOの創立10周年を記念した展示イベント「WIT STUDIO 10th Aim Higher」が、明日5月27日から6月20日まで東京・池袋PARCO本館7F PARCO FACTORYで開催される。これに先がけ、本日5月26日にメディア向けの内覧会が行われた。
放送中のTVアニメ「SPY×FAMILY」をはじめ、ギャラクシー賞月間賞を受賞したTVアニメ「王様ランキング」、劇場公開中アニメ映画「バブル」など、多くの作品を手がけるアニメ制作スタジオ・WIT STUDIO。「WIT STUDIO 10th Aim Higher」では、数々の作品資料から10年の歩みを感じることができる。
訪れた人を出迎える映像を入り口で鑑賞した後、最初に現れるのはアニメ「王様ランキング」のエリア。オープニングアニメの制作過程を楽しめるコンテや原画をはじめ、金色の額縁に入れられた美麗な背景画たちはまるで絵画のような印象も受ける。続いて現れるのはNetflixで配信中のアニメ「ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン」の展示エリア。通路の両壁にはキャラクター設定資料や、キャラクターデザイン・総作監を務めた西尾鉄也による作画修正指示入りの原画といった貴重な資料がびっしりと並んでいる。
今回の展示エリアのなかでもひときわ明るく賑やかなのが、テレビ東京系列の番組「おはスタ」内で放送されているアニメ「おにぱん!」のエリア。カラフルな壁に囲まれたこのエリアでは、線画状態のオープニングアニメ映像や、オープニングでダイナミックに動くキャラクターの動きを細かく切り取った展示が目を引く。キャラクターが勢揃いした壁面では、“鬼のパンツ”がひょこひょこと動き訪れた人を楽しませる。
「SPY×FAMILY」の展示には、イベントの中でも大きなスペースが割かれている。原画の展示では、第1話、第5話のアクションシーンにスポットを当てたものも。銃弾を避けるロイドの流れるような動きや、ロイドがヨルの蹴りを防ぐ迫力のシーンの裏側を知ることができる。また笑ったり、怒ったり、ニヤけたりと、コロコロと変わるアーニャの表情を集めた展示も登場。劇中に登場するロイドの銃やゴムボールバズーカといったアイテムの設定画には、アニメを観ているだけではわからないような細かな設定が書き込まれている。さらにフォージャー家の3人が揃ったパネルも設置された。
「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」といった作品で、WIT STUDIOに長く関わる荒木哲郎監督の年表を抜けると、彼の最新作「バブル」の展示が現れる。荒木監督のインタビュー映像を視聴できるほか、進路に沿って作品の重要な要素であるパルクールシーンの制作途中の映像も楽しめる。またむき出しの鉄骨で組まれた壁に資料が飾られており、作品世界を堪能できる空間となっている。
終盤のエリアには、スタジオ設立初期に手がけた2013公開のアニメ映画「ハル」、初の元請制作となった「進撃の巨人」をはじめ、これまでに手がけてきた「魔法使いの嫁」「恋は雨上がりのように」「ローリング☆ガールズ」「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」「屍者の帝国」「けだまのゴンじろー」など数々の作品のビジュアルが並んだ。なお会場では歴代のWIT STUDIO制作アニメのグッズも販売。今回のイベントビジュアルを使用したグッズもラインナップされている。
「WIT STUDIO 10th Aim Higher」
期間:2022年5月27日(金)~6月20日(月)
会場:東京都 池袋PARCO 本館7F PARCO FACTORY
主催:ムービック・WIT STUDIO
運営:PARCO
料金:前売 入場チケット1300円、グッズ引換券1500円 / 当日 入場チケット1500円、グッズ付チケット3000円
※小学生以下は無料。
(c)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
(c)2022 おにぱん!製作委員会
(c) 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
(c)2022「バブル」製作委員会
(c)WIT STUDIO/Production I.G
(c)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO
(c)WIT STUDIO/Great Pretenders