手塚治虫「アラバスター」のミュージカル化が決定した。東京公演が6月25日から7月3日にかけて東京芸術劇場プレイハウスで、大阪公演が7月10日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで行われる。
「アラバスター」は1970年12月から1971年6月まで週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて掲載された作品。ミュージカルの脚本・演出は荻田浩一が担当し、アラバスター役はLE VELVETSの宮原浩暢が務める。ヒロイン・亜美に思いを寄せる少年・ゲン役は、ダンスボーカルユニットLeadの古屋敬多。アラバスターを追う冷酷無慈悲な捜査官・ロック役は矢田悠祐が、亜美の養い親である元検事・小沢ひろみと力仁の親子はAKANE LIVと馬場良馬がそれぞれ演じる。ヒロインの亜美役は、元宝塚歌劇団月組の涼風真世に決定。そのほかのキャストには治田敦、田村雄一、遠藤瑠美子、穴沢裕介、岩橋大らが名を連ねる。
チケットは先行発売が5月17日正午から、一般発売は6月12日10時からを予定。料金はそれぞれ税込でS席パンフレット付きが1万3000円、S席が1万1000円、A席が7000円になる。S席パンフレット付きの販売は先行のみとなるので注意しよう。
宮原浩暢(アラバスター役)コメント
人間の深い闇を描いたSF犯罪サスペンス、手塚治虫原作、
そしてオリジナルミュージカル、これを聞いて心が躍らない訳はありません。
裏切り、復讐、嫉妬から生まれた自らの歪んだ正義を振りかざし
罪を犯していく渦中の人物アラバスター。全身全霊で役を生きたいと思います。
そして、魅力溢れる役者達と共に、皆様をアラバスターの暗い影の世界へ誘っていきます。
古屋敬多(ゲン役)コメント
ゲン役で出演させていただきます、古屋敬多です。手塚治虫先生の隠れた名作といわれる『アラバスター』そのオリジナルミュージカルに出演出来ることをとても嬉しく、光栄に思います。社会に反発しながらも自分の正義に従い、強い意志で行動を起こすゲンは物語を動かすきっかけとなる人物のひとりです。そんなゲンを演じることは僕にとって新たな挑戦となりますが、魂燃やして全力で頑張りたいと思います。
馬場良馬 (力仁役)コメント
皆様はじめまして馬場良馬と申します。
僕は小学生の時に図書館で手塚治虫先生の漫画を読み漁っていた時代があるので、
この作品に出演出来る事とても嬉しく思っています。
ミュージカルに出演する機会があまり無いので不安もありますが精一杯努めて、
この『アラバスター』の素敵な世界観を皆様にお届け出来る様頑張ります。
矢田悠祐 (ロック役)コメント
ロック役を演じさせて頂きます。矢田悠祐です。
今回演じるロックは美醜に異常な拘りを持った捜査官です。
ロックはとんでもないナルシストなので、その発言に負けないように今からお肌のケアなどもしっかりしていこうと思います。皆さんにいい意味で嫌われるように頑張ります。
AKANE LIV(小沢ひろみ役)コメント
子供の頃、テレビで放映された「火の鳥」を観て、壮大なスケールで描かれた人間の愛、美、醜を表現したアニメに初めて触れ、凄い衝撃を受けました。
今作も、人間の深い内面、闇を描いた作品。
素晴らしいスタッフ・キャストの皆様と共に手塚先生ワールドに参加できる事を感慨深く嬉しく思います。
涼風真世 (亜美役)コメント
新たな表現舞台にチャレンジできることに感謝の気持ちを忘れず、
荻田さんWORLD(世界観)を信じ、透明な身体を持つ「亜美」として生きる覚悟です。
皆様、ミュージカル『アラバスター』ご期待ください。
ミュージカル「アラバスター」
日程:2022年6月25日(土)~7月3日(日)
会場:東京都 京芸術劇場プレイハウス
日程:大阪公演2022年7月10日(日)
会場:大阪府 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪公演)
スタッフ
原作:手塚治虫
脚本・演出:荻田浩一
音楽:奥村健介
企画協力:手塚プロダクション
キャスト
宮原浩暢(LE VELVETS)、古屋敬多(Lead)、馬場良馬、治田敦、田村雄一、遠藤瑠美子、穴沢裕介、岩橋大、矢田悠祐、AKANE LIV、涼風真世