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庵野秀明が紫綬褒章を受章「これからもアニメや特撮文化に御恩返し出来る様」

庵野秀明が、2022年春の紫綬褒章の受章者に選ばれた。

紫綬褒章は、学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人物に贈られるもの。庵野は1960年5月22日、山口生まれ。学生時代からアニメーション製作に携わり、「風の谷のナウシカ」や「火垂るの墓」にも参加してきた。1988年にオリジナルアニメ「トップをねらえ!」で本格的に商業作品を手がける。その後、「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」「彼氏彼女の事情」などの制作を経て、2006年5月に新たな映像企画製作会社、株式会社カラーを設立。2007年9月に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」、2009年6月に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」、2012年11月「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開され、2021年3月8日「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にてシリーズ完結を迎えた。またアニメのほかに実写映画も多数手がけており、5月13日には実写映画「シン・ウルトラマン」、2023年3月には実写映画「シン・仮面ライダー」の公開も控えている。妻はマンガ家の安野モヨコ。

庵野は今回の受章について、公式サイトでコメントを発表。「文化庁の方から御連絡を頂くまで勲章と褒章の区別も曖昧で、勲章と言えば1966年の『ロボタンの歌』と『ロボタンマーチ』が真っ先に浮かんでしまう、如何しようもないオタクな自分が、この様な名誉をいただいて良いものか戸惑いましたが、他界した両親と祖母が喜ぶかと思い、ありがたくお受けすることにしました」「これからもアニメや特撮文化に御恩返し出来る様、面白いアニメや特撮映像作りに携わり、アーカイブ事業を推し進めていこうと思います」と語っている。