「SPY×FAMILY」に江口拓也が「ものすごいアニメができましたね!」と自信満々

左から種崎敦美、江口拓也、早見沙織。

遠藤達哉原作によるTVアニメ「SPY×FAMILY」の最速プレミア上映が、去る4月1日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。

イベントではアニメの第1話と第2話を上映。その後ロイド・フォージャー役の江口拓也、アーニャ・フォージャー役の種崎敦美、ヨル・フォージャー役の早見沙織が登壇しての舞台挨拶が行われた。2話までを観終えたばかりの観客に対し、江口は「ものすごいアニメができましたね!」と挨拶する。早見も「(1話を事前に観て)一瞬で終わってしまったと感じるくらい本当に面白かったです」、種崎も「初めて原作を手にとったときに『表紙がおしゃれだな』と感じたんですが、そのときの気持ちを思い出しました。カッコいいアニメができたなと思います」と、それぞれが作品の出来栄えに自信をのぞかせた。

舞台挨拶では「SPY×FAMILY」のアクションとコミカルという2つの要素にフォーカスしてトークを展開。劇中のアクション要素について江口が「スパイと殺し屋という2つのお仕事には、アクションがつきものですから。この1話、2話でどれだけ(キャラクターが)動いたかというところは皆さんがよくわかっていると思いますが、僕も完成品を観て『とんでもなく動いているぞ』と感じました。カッコよく描いていただいている」と太鼓判を押すと、早見も第2話のとあるシーンを例に挙げ「まるで映画のよう(な作画)でとてもカッコいいシーンでした」と続ける。さらに戦闘シーンの声をあてる際に難しかったところを問われた江口は「(戦闘中にキャラクターの)表情でお芝居をしてくれているシーンもあるので、声を入れなくていいよっていうシーンもあったりするんです。そこの足し引きは多い現場だなとは思いました」と回答。これに対し種崎が「ロイドさんもヨルさんも(スパイと殺し屋としては)プロ中のプロですもんね。プロは(任務中に)あまり声を出さないというか」と述べると、早見も「たしかに『はっ!』みたいな音声をあんまり入れないですね」と語った。そんなロイドとヨルのアクションについての感想を求められた種崎は「カッ……カッコいい」とつぶやきながら「父と母がカッコいいって子供としてはうれしいじゃないですか」と付け足す。そんな種崎に対し、早見は「アーニャさんがいてこのお話は成り立っていきますから」、江口は「アーニャが動かしてくれていますからね」とそれぞれコメントした。

もう1つのコミカルという要素についての話題では、種崎が「ちちとははのアクションシーンもカッコいいんですけど、アーニャのコミカルな動きもめちゃくちゃ動いているのわかりました?」と客席に問いかける。そして「ロイドさんとフランキーさんがしゃべっている後ろでアニメを観ているアーニャが、アフレコの段階でめちゃくちゃ動いていたんで『何かしなきゃ』って思っちゃって。その箇所で使われている音楽を先に聴かせていただいて、音楽に合わせて歌おうとしているんだけど歌えないみたいなことをやっているので、テレビ放送のときに確認してみてください」と語りかけた。

ロイドのコミカルさについて江口は「改めて1、2話を観返すとロイドの表情ってこんなに硬かったんだと思ったんです。それが話数が進んでいく内に(表の顔と裏の顔が)だんだんフラットになっていくというか。感情が振れてツッコミをするようになってからは、ロイドにも血が通っているんだなという印象を受けました」と説明。早見はヨルのコミカルな要素について「全然コミカルじゃないシーンで(コミカルさが)訪れるのが面白い」と述べながら、「例えばロイドさんが敵を倒す行動を『最新の治療法だ』って言うんですけど、『どう聞いたってそんなふうには……(思えないだろう)』っていうシーンがあって。そこで『へー、そうなんですね』と言えちゃうのがヨルさんのコミカルなところ。ヨルさん自身も患者さん(敵)を倒したときに『一般市民の私が治療してしまってすみません』みたいに言うんです。そういうポイントがずれているのが面白いところかなと思います」と解説した。

また、オープニング主題歌にOfficial髭男dismの「ミックスナッツ」、エンディング主題歌に星野源の「喜劇」が使用されることでも話題を集めている「SPY×FAMILY」。会場ではオープニング、エンディング映像についても話題に挙がり、江口はオープニング映像について「いろいろびっくりギミックもあるし、観ててワクワクしたな」と期待を煽る。エンディングについて種崎は「アーニャ的には、あの……」と言葉をつまらせると、江口が「グッとくるのよ、いろいろドラマがあるのよ!」と気持ちを代弁する。すると種崎も「そうなのよ!」と力強く同意した。なおオープニング映像は第2話から、エンディング映像は第3話から流れることもアナウンスされた。

「SPY×FAMILY」は、とある任務を遂行するため「家族を作れ」と命じられた凄腕スパイの黄昏が、精神科医ロイドとして、超能力を持つ少女アーニャ、殺し屋の女ヨルと偽装家族を築き上げ、家庭と任務の両立に奮闘するスパイコメディ。4月9日よりテレビ東京系6局ネットほかにて放送される。

TVアニメ「SPY×FAMILY」

放送情報

テレビ東京:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ大阪:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ愛知:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビせとうち:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ北海道:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
TVQ九州:2022年4月9日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
新潟テレビ21:2022年4月11日(月)より毎週月曜日25:45~26:15
テレビ静岡:2022年4月11日(月)より毎週月曜日26:00~26:30
中国放送:2022年4月13日(水)より毎週水曜日25:25~25:55
BSテレ東:2022年4月10日(日)より毎週日曜日24:35~25:05

配信情報

2022年4月9日(土)23:30より各動画サービスにて順次配信スタート

スタッフ

原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:古橋一浩
キャラクターデザイン:嶋田和晃
総作画監督:嶋田和晃、浅野恭司
助監督:片桐崇、高橋謙仁、原田孝宏
色彩設計:橋本賢
美術設定:谷内優穂、杉本智美、金平和茂
美術監督:永井一男、薄井久代
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
副撮影監督:佐久間悠也
編集:齋藤朱里
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
制作:WIT STUDIO×CloverWorks

キャスト

ロイド・フォージャー:江口拓也
アーニャ・フォージャー:種崎敦美
ヨル・フォージャー:早見沙織
フランキー・フランクリン:吉野裕行
シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子
ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会