木村良平と西川貴教がオッドタクシーの“2期や3期”に期待、プロデューサーは「映画次第」

中央が剛力役の木村良平。

「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」のステージイベントが「AnimeJapan 2022」内で本日3月27日に開催され、剛力役の木村良平と「AnimeJapan 2022」公式アンバサダーの西川貴教が登壇した。

このイベントはTVアニメ「オッドタクシー」のWebラジオ「ODDTAXI RADIO~今いい感じなんです~」の出張版。MCはP.I.C.S.の平賀プロデューサーとポニーキャニオンの伊藤プロデューサーが務め、4月1日に封切られる「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」を中心にトークを展開した。

西川は昨年の「AnimeJapan 2021」で開催されたTVアニメ「オッドタクシー」のステージイベントに続き、2度目の参加。「オッドタクシー」について「あまりアニメを見ない女性スタッフもハマった」と言い、映画の予告映像を観ると「不穏な感じですよね。ミステリーというか、謎解きというか、事件性が高い」とコメントした。木村も「パッと見は動物だらけでファンシーに見えるんですけど、実写のドラマが好きな人にも親和性が高い内容になっている」と語る。これを聞いた西川も「確かに普段はドラマが好きなスタッフも『オッドタクシー』にめっちゃハマってました。そういうドラマ性に惹かれたんだと思います」と話し、2人は見た目のかわいらしさとはギャップのあるストーリーが見どころであると分析していた。

小戸川が関わった事件について、事件に関与した17人が証言するという構成の「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」。映画の収録で久々にスタッフと再会したという木村は「収録自体は短かったんですけど、同窓会みたいで楽しかったです」と振り返った。脚本を読んだ際は「もっと総集編なのかと思っていたけど、新しい部分も作っててすごいと思いました」と驚いたという。平賀プロデューサーも「作品を見ていた人は答え合わせみたいな感じで振り返れるし、初見の人も楽しめる作りにしました」と映画化にあたってのこだわりを明かした。

西川から「2期や3期はあるんですか?」と今後の展開について聞かれると、伊藤プロデューサーが「それは映画次第」と苦笑いを浮かべる場面も。それを聞いた木村は「2期や3期があるなら、俺も剛力の練習しとかないと! 西川さんもなんの動物で参戦するか決めないと!」と乗っかる。西川も「僕も参加できるんですか!?」とテンションを上げていた。そして西川は映画について「4月1日から公開となります! 1週目で結果を出していきたいです! ぜひとも劇場で会いましょう! 私はいないですけど!」と猛烈アピール。出演してなくとも作品を盛り上げるさすがのアンバサダーの振る舞いに会場からは拍手が湧き上がった。

ここで西川は別のステージへ移動。木村とプロデューサー陣による、より濃厚な「オッドタクシー」トークへ移る。主人公・小戸川役の花江夏樹について木村は「一度も一緒に録ってないんですよ。この作品は会話劇なので、一緒に録れないのはもったいないなって思いましたね。でも役者同士の『こうやりたい』がリンクした感じはありました」と一緒に録れない中でも、ゴールは共有できていたと語った。剛力という、いわゆる“おじさん役”にキャスティングされたことは「間違えてんのかな?って思いました(笑)」と暴露し、プロデューサーたちが思わず笑ってしまう場面も。また、TVアニメの第1話の台本を読んだ際は「これ何?」と理解できなかったという木村だが「説明を受けると『面白い!』ってなりました。お客さんに刺さるかはわからなかったけど、放送が始まったらすごい反響で。花江くんもうれしそうにしてたのを覚えてます」と明かした。

最後に映画の見どころを聞かれると、木村は「自分たちが作ってて楽しいって思える作品って幸せなんですけど、それを見ている方に受け取ってもらえることが何よりも幸せです。そのおかげで映画の公開も決まりました! TVシリーズを見てなくてもわかる内容になってます! ぜひ公開初週に観てください!」と挨拶をし、イベントを締めくくった。

(c)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ