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「からかい上手の高木さん」高橋李依と梶裕貴が3期の“ニヤキュン”名場面で語り合う

山本崇一朗原作によるアニメ「からかい上手の高木さん」の映画公開記念スペシャルステージが、「AnimeJapan 2022」内で本日3月26日に開催された。

「からかい上手の高木さん」は思わせぶりな女子中学生の高木さんに翻弄される男子・西片の受難を描いた青春コメディ。TVアニメ第1期が2018年、第2期が2019年、1月より第3期となる「からかい上手の高木さん3」が放送された。6月10日には映画「劇場版『からかい上手の高木さん』」が公開される。

イベントには高木さん役の高橋李依、西片役の梶裕貴、TVシリーズと劇場版の主題歌を担当してきた大原ゆい子が出席。トークイベントの前には高橋と梶が、ガチガチに緊張している西片に高木さんが “緊張がとけるおまじない”をかけようとする、というテーマの寸劇を、アドリブを交えて披露した。

昨日25日に第3期の最終話が放映されたことから、登壇者たちは「これが私のニヤキュンベストシーン!」と題し、「からかい上手の高木さん3」からそれぞれが思う“ニヤキュン”シーンを発表していく。高橋は第10話「相談」から、クラスメイトの北条の相談を受ける西片の姿を見た高木さんが、西片に対して意地悪ともとれるからかい方をして、西片を困惑させるも、その行為に素直に謝る一連のシーンをピックアップ。お互いを気遣いながら言葉を紡ぐシーンに高橋は「会話のテンポは、2期、3期になるにつれ早くなっていってるけども、こういうところはしっかり間を取るところが巧みだな!と思うし、魅せられちゃうし、この間が心地よく、一緒に(環境音の)飛行機の音を聞いてしまう、みたいな……」と間の演出に注目する。ともにそのシーンの映像を観ていた大原も「3分経ったなんて思えない!」と2人の掛け合いに時間を忘れ、驚いたようだった。

大原が選んだのは第6話「文化祭」より、文化祭の演劇中に転倒しそうになった高木さんを西片が舞台上でキャッチする場面。大原は理由として「形容し難いんですけど、2人がとても慈しく、見てるときにテレビの前で涙がツーっとでてきてしまって」と語る。梶は収録の際に声が裏返りながらも、その臨場感を演出として大切にしたというエピソードを披露した。

最後に梶が選んだのは昨日放送された第12話「3月14日」で西片が「会いたかった」と高木さんに思いを伝えるシーン。梶は「最後、高木さんが西片の手をぎゅっとして、ついに(2人の距離が)0cmに……誰もが告白をするんじゃないかって思う中でのセリフでしたけど、“好きだ”という言葉以上に『高木さんに会いたかったから』と、もっと根本的な動機を言っている西片がカッコよかったと思いました」と説明する。また梶は、全力疾走でやってきて「会いたかった」と息を切らしながら発する西片の表現も探りながら、アフレコを進めていったことを明かした。

「からかい上手の高木さん3」を振り返ったあと、大原によるミニライブが行われ、3期オープニングテーマ「まっすぐ」と第12話挿入歌の「風見鶏を見つけて」を披露。大原が透き通った声で歌い上げると、会場は温かい拍手に包まれていた。

最後に高橋は劇場版について「第1期の頃じゃできなかったものが詰まっている劇場版になったんじゃないかなと思うアフレコでしたよね」と振り返り、梶は「ずっとからかい合ってて欲しいと思うような、しっとりとしたドラマでしたね」とコメント。大原も「またこうやって高木さんに会える機会が増えたことが私はうれしいです」と思いを語る。なおイベント内では劇場版のエンディングを高橋が担当することも発表された。

劇場版「からかい上手の高木さん」

2022年6月10日(金)ロードショー

スタッフ

原作:山本崇一朗「からかい上手の高木さん」「あしたは土曜日」(小学館「ゲッサン」刊)
監督:赤城博昭
構成:福田裕子
脚本:福田裕子、伊丹あき、加藤還一
キャラクターデザイン:高野綾
音楽:堤博明
アニメーション制作:シンエイ動画
製作:劇場版からかい上手の高木さん製作委員会
配給:東宝映像事業部

キャスト

高木さん:高橋李依
西片:梶裕貴

※高野綾の高ははしご高が正式表記。

(c)2022 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん3製作委員会