「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」の開催が決定。11月3日から6日まで、北海道・新千歳空港ターミナルビルで開催される。
空港としての機能はもちろん、映画館や温泉施設、レストランも備えた新千歳空港ターミナルビルを舞台に行われる「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。国内外の長編・短編アニメ作品のコンペティションや招待作品の上映、多数のトークプログラムが行われ、現地とオンラインのハイブリッドで開催された2021年は、2万人以上のオンライン視聴者数を記録した。
今年から映画祭の招待部門プログラミングおよび、コンペティション部門選考委員は新体制に。新たに発足した映画祭プログラミングチームには、東京藝術大学大学院美術研究科修了のアーティスト・岩崎宏俊、アニメーション研究者の田中大裕氏、札幌のイベントプロデュース会社・MONSTAR designの加藤学氏が参加する。コンペティション部門選考委員には、アニメーション作家のニヘイサリナ、アニメーションプロデューサーの四元明日香が加わった。第9回のコンペティション部門は、4月18日に募集を開始する。
なお映画祭に立ち上げから携わった土居伸彰氏は、2021年度をもってアーティスティックディレクターを退任。映画祭の公式サイトにはコメントが掲載され、土居氏は「昨年、アニメーション作家の『未来』を生み出す『NEW CHITOSE PITCH』を実現したことで、僕自身のこの映画祭での役割は終わったように感じ、退任を決意しました」と退任理由を述べている。
小野朋子(映画祭チーフディレクター)コメント
新千歳空港国際アニメーション映画祭では、2022年より新体制「チーム NEW CHITOSE」として企画運営を行います。国際的に活躍し、幅広いアニメーションの知見を持つ専門家とアーティストに協力をいただけることになり、そのような尊敬するメンバーと共に歩んでいけることに大きな喜びと興奮を感じています。力強いセレクション内容をお送りしてきたこれまでを自信とし、節目となる10年目に向けて、そして未来に向けて、グローバルな映画祭を前進させる所存です。ご期待ください!
「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
開催日程:2022年11月3日(木・祝)~11月6日(月)
会場:新千歳空港ターミナルビル