映画「ハガレン」現場レポ、軍服着たディーン・フジオカがエネルギッシュに腕立て

映画「鋼の錬金術師」メイキングカット。左からマスタング役のディーン・フジオカ、ホークアイ役の蓮佛美沙子。 (c)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

荒川弘原作による実写映画「鋼の錬金術師」の撮影が、2016年8月に東京・東宝スタジオで行われた。コミックナタリーでは撮影現場の様子をレポートする。

イタリアでのクランクインから約2カ月後に実施されたこの日の撮影。スタッフが本番に向け準備を進めていると、「焔」の二つ名を持つ国家錬金術師マスタング役のディーン・フジオカが姿を現す。青い軍服をビシッと着こなしたフジオカは楽しそうにスタッフと話し、腕立て伏せをするなどエネルギッシュな一面を見せる。しかし徐々に彼は真剣な顔つきになっていき、撮影に向け自らのテンションをコントロールしている様子がうかがえた。そして緊張感を維持したまま本番に臨んだフジオカ。滞りなく撮影を終えた彼は再び笑顔を浮かべ、現場を去っていった。

その後は主演を務めたエド役の山田涼介(Hey! Say! JUMP)、監督の曽利文彦が囲み取材に出席。山田は衣装の赤いコートについて「質感にはすごくこだわっています」と述べ、「mm単位で調整をしまして。今までにそんな衣装合わせはしたことがなかったです」と振り返る。また曽利監督から走り方に関するアドバイスを受け、原作のエドに寄せるよう意識したことも明かした。

実写化にあたり大切にしたことを聞かれた曽利監督は「人間の感情表現です」と力強く答え、「山田くんの演技がエモーショナルな部分を際立たせています」と自信をのぞかせる。続けて「山田くんは端正な顔立ちなので、いかに表情を崩すかということを意識しました」と撮影中のエピソードを語った。

映画「鋼の錬金術師」は12月1日より全国で公開。山田、フジオカのほかウィンリィ役で本田翼、ホークアイ役で蓮佛美沙子、マルコー役で國村隼、グラトニー役で内山信二、タッカー役で大泉洋、ヒューズ役で佐藤隆太、ラスト役で松雪泰子が出演している。

※「焔」は旧字体が正式表記

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