よしながふみ「大奥」が第42回日本SF大賞に選ばれた。
2004年から16年にわたりメロディ(白泉社)で連載された「大奥」は、男子のみを襲う謎の疫病が国中に蔓延し、男子の数が激減した江戸時代の大奥を舞台にしたSF時代劇。単行本は全19巻で刊行され、2010年に実写映画、2012年にも実写映画とTVドラマが制作された。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、第1回ananマンガ大賞、第56回小学館漫画賞少女向け部門、第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞なども受賞している。
第42回日本SF大賞は、 2020年9月1日より2021年8月31日までの間に発表されたSF作品の中から、 もっとも優れた作品に贈られるもの。贈賞式は4月16日に東京・代官山の蔦屋書店にて開催されるイベント「SFカーニバル」内で行われ、日本SF作家クラブYouTube公式チャンネルにてオンライン配信される。