三澤紗千香がドラマ「科捜研の女」に出演することが明らかになった。
「科捜研の女」は京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコらが科学捜査の技術を駆使して難事件に挑むミステリー。「Season21」がテレビ朝日系24局で放送されており、三澤は2月10日オンエアの第11話に出演する。演じるのはカジュアルに舞妓と遊べる“お座敷遊び風サービス”・デジタル舞子に従事する本条奈々役。ドラマ冒頭から死体姿で発見され、マリコたちは奈々の死の真相を解明するため奔走する。
三澤がドラマに出演するのはこれが初めてのこと。以前から「科捜研の女」のファンだったそうで「あこがれの『科捜研の女』からオファーを頂いたときは、嬉しくて舞い上がったのを覚えています!」と明かす。さらに撮影の様子やマリコ役・沢口靖子をはじめとしたキャストの印象についても語った。
また三澤が第11話の予告映像にアテレコをした「もうひとつの次回予告 第11話《三澤紗千香》編」が公開中。映像では三澤が“美少女戦隊アニメ”風に美少女戦士と悪の魔女の声色を使い分けている。
三澤紗千香コメント
あこがれの『科捜研の女』からオファーを頂いたときは、嬉しくて舞い上がったのを覚えています! もちろん即「OK!」しようと思ったのですが…顔出しでの演技経験の少なさなどでご迷惑をおかけしないかが心配で悩みました。しかし、いろんなお仕事に挑戦してみたい気持ちがあったのと、ドラマデビューが大好きな『科捜研の女』なのは役者としても、ファンとして幸せすぎると思い直し、ドラマ撮影という未知の世界に飛び込みました。
ドラマ初出演は、目の前にカメラがあるというだけで緊張が増しました。マイクの前でノイズを立てないように静かに演技し、“画”に合わせてお芝居の長さを変える声優とは感覚がまったく違いましたね。私が演じさせて頂いた奈々は、地味で真面目ながら、ある方との出会いで心が大きく変わっていく役どころ。その人にあこがれて、少しずつ意識が変わってプロの顔になっていく彼女を、シーンごとに段階を意識して演じました。奈々の静かな内面の葛藤や、芯を持って未来に進んでいく姿などをご覧頂きたいです!
しかし、冬の京都の寒さには驚きました…。冒頭の事件現場のシーンでは、長時間、同じ体勢を保つ必要がありましたので、肩のあたりが開いた着物からどんどん体温が奪われていきました。より遺体のリアリティが増したらいいなと思いながら凍えていましたね(笑)。ただ、科捜研メンバーの皆さんが体調を気にしてくださったので、心はあたたかくなりました!
川津明日香さんとの共演は、実際の年齢としては私の方が上だったのですが、歳上の凛としたお姉さん然としてくださっていて、すごく演じやすかったです。着物はもちろん、女社長っぽい少しクセのある衣装もさらっと着こなされていて素敵でした。また、内藤剛志さんは、周りにいる方と関西弁でお話しされ、盛り上がっていらっしゃって、ずっと笑顔なのが印象的でした。お芝居をしやすい空気を作ってくださって、私も現場ではこういう先輩でいたいと強く思いました。
そして、もちろん、沢口靖子さん! 女神のような美しさと優しさで…感動しました! 撮影の合間に、ちょっとした待ち時間などができると気さくに話しかけてくださいましたし、現場でのマリコへの向き合い方も間近で見ることができて…役者としても大変勉強になりました!! 声優は1を100にしていく仕事だと思ってきましたが、俳優は0を1にしてから100を目指していくのだとよくわかりました。今後、舞台やドラマにもっと挑戦したくなりました!
地味な書店員だった奈々が“デジタル舞子”にあこがれる夢のような一瞬、自分の未来を変えようと一歩踏み出す瞬間、先輩と稽古を重ねていく姿…どれも大切に演じたので、純粋な気持ちで生きている奈々を感じてもらえたら嬉しいですし、見終わった後に、切なくも良い作品だったと思ってもらえたら幸せです。ぜひご覧ください!