人間によって無慈悲に絶滅させられた8種の動物たちの物語、単行本化
うすくらふみ「絶滅動物物語」が、本日1月28日に発売された。
ドードー、ステラーカイギュウ、ニホンオオカミなど、人間によって絶滅させられた8種の動物や鳥たちを描く同作。1741年、医師・博物学者のステラーを乗せた船は、嵐による遭難の末、カムチャツカ半島の東の沖に浮かぶ無人島に座礁した。あるとき、島の野生動物を観察していたステラーは巨大なカイギュウを発見。腹を空かせていた乗組員たちは、カイギュウを捕獲して食べることにする。その後、ステラーは無事に島を脱出し、ラッコやトド、オットセイ、クロテンと併せて巨大なカイギュウについても報告。するとこれを機に、カイギュウはラッコ狩りにきた毛皮漁師たちの理想の食糧とされ……。なお同作は「ざんねんないきもの事典」の監修者であり、動物絶滅の専門家・今泉忠明氏が監修。ビッグコミック(小学館)で発表された。