ジュブナイルSF小説「夏へのトンネル、さよならの出口」2022年夏劇場アニメ化

「夏へのトンネル、さよならの出口」

八目迷の小説「夏へのトンネル、さよならの出口」の劇場アニメ化が決定。2022年夏に公開される。

「夏へのトンネル、さよならの出口」は、「ウラシマトンネル」と呼ばれる、中に入ると歳を取る代わりに欲しいものが手に入るという都市伝説にまつわるジュブナイルSF。過去に最愛の妹を亡くし欠落を抱えて生きる主人公・塔野カオルと、ある悩みを持つ転校生の少女・花城あんずが、「ウラシマトンネル」で互いの“欲しいもの”を手に入れようとする物語だ。2019年3月に第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たし、同年7月にガガガ文庫より刊行された。またコミカライズ版が月刊サンデーGX(小学館)で連載中で、12月17日に最新4巻が発売される。

映画では、「アクダマドライブ」「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION絆」を手掛けた田口智久が監督を、「映画大好きポンポさん」のCLAPがアニメーション制作を担当する。八目は映画化について「当時の胸を焼かれるような思いが、こうして一本の映画を作り上げることになるとは、夢にも思っていませんでした。田口監督をはじめ、スタッフの皆様が情熱をもって制作に臨んでくれています」とコメントを寄せた。

八目迷コメント

『夏へのトンネル、さよならの出口』は、過ぎていく時の流れに焦燥感を覚えながら、一心不乱にキーを叩いて生まれた物語です。当時の胸を焼かれるような思いが、こうして一本の映画を作り上げることになるとは、夢にも思っていませんでした。田口監督をはじめ、スタッフの皆様が情熱をもって制作に臨んでくれています。いち観客としても、映画の完成が楽しみでなりません。