松本大洋がイラストを担当した“超短編小説”「ひととき小説」が、日本たばこ産業(JT)のサイトで公開された。
「ひととき小説」はJTの企業理念である“ひとのときを、想う。”に基づき、日常にある「ささやかな幸せ」をテーマにしたイラスト付きの読みもの。飄々としながらたまにいいことを言う先輩、日々の仕事や恋愛に一生懸命な若手男性、明るく純粋で情に厚い新人女性という会社の同僚3人や、その周りの人の「なんでもないけれど、かけがえのない人生のひととき」が切り取られている。2021年5月より月刊ペースで第7話までが発表され、これまでカシワイら7人のイラストレーターが各話のイラストを担当。今回公開された第8話「写真」では先輩とその家族の思い出が綴られており、松本によるイラストには木々に囲まれた日本家屋や、手をつないだ2人のキャラクターのうしろ姿などが描かれている。
松本からはコメントが到着。「温かく優しい言葉に寄り添う絵作りを考えました。悪目立ちはしないよう、見てくれた人の気持ちがすこし安まるような、そんな感じになるといいなと思って描きました」と語った。